快速スクーター、XC125FI シグナスXが装備を充実し装いも新たに新登場。
サイドビューを引き締めるシルバーのボディカウル、大径245mmのフロントディスクブレーキ、デュアルポジションライトをインテグレートし大型化されたヘッドライト、マルチファンクションLCDデジタルメーターとアナログタコメーターのコンビネーションなど、使いやすさと質感の大幅な向上が図られている。
シグナスXに搭載される空冷4サイクルエンジンは4バルブSOHCヘッド、セラミックコンポジットメッキを施したシリンダー、そして吸入するエアの圧力と温度、クランクの進角、インジェクタの温度をセンサでリアルタイムに収集し、最適な空燃比でガソリンを供給し、6ホールタイプのインジェクタにより最大効率で霧化・燃焼させる超小型フュエルインジェクション(FI)を採用。
高吸排気効率とフリクションロスの低減を実現し、FI非搭載車と比べ排出ガス中の有害物質を10%低減、また燃費も約12%向上させ、低速から高速域まで力強く軽やかに吹け上がるエンジン特性となっている。
シャシーは1クラス上の剛性感を持ちながら、コンパクトかつ軽量。フロントフォークはこのクラスとしては最大級の高剛性33mm径のトレーリングタイプ、リアは荷重に応じて3段階にアジャストできるヘビーデューティーなツインショックアブソーバーを装備。
またフロントブレーキには、新たに前後12インチの大型アルミホイールの内径いっぱいの大径245mmのディスクローターを採用、深紅に塗られたピンスライドタイプの2ポートキャリパーと組み合わせ、強力なストッピングパワーを獲得し、高い走破性と安定性を実現している。
灯火系はセンターのマルチリフレクターH4ハロゲンヘッドライトと、両サイドに配され切れ上がったポジションライトをインテグレートした大型タイプを採用、シャープなフロントマスクデザインとなった。
計器系ではスピードメーター、距離計、フューエルメーターなどを統合したLCDデジタルメーターとアナログタコメーターのコンビネーションタイプを採用。デジタルメーターはオレンジのバックライトで明るく視認性の向上が図られている。
このほか操作性の向上が図られた手元のスイッチ類や盗難防止シャッター付きでハンドルロック、給油口キャップ開閉など7つの機能を持つキーシステム、大容量を持つシート下収納スペース、ボディ同色の高剛性アルミ合金グラブバーなど、細部にわたり使いやすさの向上を追求したグレードアップが図られている。