ヤマハ・ブラジルで製造されるXTZ125Eはオン/オフロードに対応した、気軽に乗れるデュアルパーパス・コミューターだ。XTZ シリーズの末弟にふさわしく、ゆとりのあるフルサイズの車体と新たに設計されたシンプルで堅牢な4ストローク単気筒エンジンを持ち、普通自動二輪小型限定免許によってタウンライドからツーリング、そしてスポーティーな走りまで幅広い走りを楽しむことができる。
パワーユニットは、ブラジルで生産される扱いやすいフラットなトルクと軽やかな吹け上がりを見せるコンベンショナルな4ストローク、SOHC 2パルプ単気筒エンジン。
セル・キック併用でバッテリー上がりなどセルモーターが使えない場面での始動性を向上。日々の扱いやすさを最大限引き出し優れた静粛性と低燃費を実現しながら、スポーツライドでは5速のワイドレシオミッションとの組み合わせにより、必要かつ充分なパワーとレスポンスを提供している。
フレームは剛性バランスに優れたスチール鋼管製ダイヤモンドタイプ。デュアルパーパスとしてオフロードの走破性を求めた最低地上高を確保している。
サスペンションは、フロントに充分なストロークを確保したブーツ付きテレスコピックフォークに、リアはスチール製角形断面のスイングアームには、ピボット部にグリースニップルを設け、アクティブ・モノクロスサスペンションを採用。
またフロントに小型・軽量で充分なストッピングパワーを発揮する油圧シングルディスクブレーキを、リアには大径ドラムブレーキを配し、安定した操縦性と走破性を実現している。
フューエルタンクと一体化されたサイドパネルは、ヤマハ・オフロードシリーズの一員として共通のデザインを採用。空気の流れと剛性を考えた形状のフロントフェンダー、体重移動のしやすいシート、タンクからの流れを受け継ぐサイドカバーと真っ直ぐ伸びやかなテール&リアフェンダー、シャープなグラフィックなども同じく、その機能性を誇る意匠となっている。