2018.11.21

プロカメラマンが教えるカメラ初心者でも出来るバイク撮影方法
〜夜景編〜

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こんにちは!ライターの大橋(カメラ初心者)です。
第一弾『プロカメラマンが教えるカメラ初心者でも出来るバイク撮影方法 〜大観山編〜』では、日中での写真撮影の記事を書かせていただきましたが、第二弾となる今回は夜の撮影に挑戦しようと思います。
 

前回の記事
第一弾『プロカメラマンが教えるカメラ初心者でも出来るバイク撮影方法 ~大観山編~』はこちら

 
さて夜の撮影となると、やはり夜景でしょう!(星空などもありますが。)
中でも最近人気の工場夜景に挑戦してみようと思います。
 
暗い時間帯の撮影は初心者とって少し難易度は上がりますがその分バイクの魅力をより一層引き出し、 幻想的な写真が撮れたら嬉しいです。
SNS映えも間違いなしです。
 
ということで前回に引き続き、プロカメラマンの高島さんにまたまたレクチャーのご協力をいただきました。
それでは『プロカメラマンが教えるカメラ初心者でも出来るバイク撮影方法 〜夜景編〜』をご紹介します!
 

 
前回に引き続き

左:プロカメラマン高島さん
右:カメラ初心者大橋(ライター)
 

使用するカメラはCanonのEOSKissX7(Canonのエントリーモデル)
 

撮影するバイクは『YZF-R6』
 
 
撮影場所に夕方早めに到着。
まだ日が出てるので、暗くなるまで高島さんから基礎レクチャーを受けることに。
 
 

大橋
素朴な疑問なんですが、カメラのココの部分はどんな役割があるんですか?

 

 

高島
それでは試しに「18mm」にして画面いっぱいバイクを入れて撮ってみてください。

 

 

 

大橋
結構近寄りますね。

 

高島
次は「55mm」にして画面いっぱいバイクを入れて撮ってみてください。

 

 

 

大橋
今度は離れないと画面いっぱいにバイクが写らないですね。

 

高島
「55mm」に設定して撮影するとバイクまでの距離は違いますが画面いっぱいに撮影しているのは同じです。

 

 

高島
何が違うかというと「55mm」にして撮影すると背景がぼかされます。 「18mm」にして撮ると、実は物が歪んで撮れてしまいます。
バイクを撮影する場合は車体のラインが歪んでしまうので「55mm」にして撮ったほうがいいです。

 

大橋
「55mm」にするだけで初心者でも背景をぼかして撮影することができるんですね!

 

高島
そうですね。
バイクをアップで撮りたい時にもし周りにスペースがあって余裕があるならば 「55mm」にして撮影する方をお勧めします。

 

大橋
これならすぐ取り入れられます!

 

■大橋が撮影した写真
 

高島
そうですね。少しずつステップアップしていきましょう!
 
あと、今のように明るさが微妙な時間帯に使える設定なんですが写真を撮った時に白すぎていたり暗すぎていたりした時に「露出補正」というものがあるんですがこれを調整することによって明るさをちょうど良くすることが可能です。

 

大橋
「露出補正」はどう設定するんですか?

 

高島
「P(プログラム)」にして「Av+-」のボタンを押しながら右に動かすと + の方になるので明るくなっていきます。
左に動かすと – の方になるので暗くなっていきます。

 

 

 

 

大橋
一度撮ってみてから調節すれば、好きな明るさで撮れるってことですね。

 

高島
明るさが微妙な時間帯で有効な設定です。

 
さあ、暗くなったのでいよいよ工場撮影にチャレンジ!
 

高島
今回はお手本ではないですが、はじめに僕が試しに一枚撮ってみます。
夜景撮影では、三脚の使用が基本になりますので、カメラを三脚にセットして撮ります。

 

大橋
はい!

 

 

高島
こんな感じですかね。

 

大橋
おー!かっこいいですね!編集ソフトの加工なしでもこんなにカッコいい写真になるんですね!

 

高島
もちろんです。まず、M(マニュアルモード)」にしてシャッタースピードを3.2秒にします。

 

 

高島
これはどういう意味かというとシャッターを押してからカシャッと撮るまでの時間が長くなるので、3.2秒の間ずっと光を見続けているような状況になります。

 

大橋
小さな明かりでもとても明るく写るんですね。

 

高島
そうです!少し難しくなりますが、更に良くする方法があります。
どこまでピントを合わせるかっていう設定で、今回は「F3.5」にしました。ピントが合っていればこの「F3.5」より数字が小さくても大丈夫です。

 

 

高島
この真っ暗な状態でどこにピントを合わせたかというと、ポジションライトをつけた状態でオートフォーカスをポジションライトに合わせてシャッタースピードが3.2秒で、そこをずっと見続けるということなので明るく綺麗に写ります。

 

大橋
そんなことが出来るんですね!
暗いからどうしても写りが悪くなっていましたが、こんなにも綺麗になるとは驚きです。

 

高島
なので、もっとシャッタースピードを遅くしていくともっと明るくなるので昼間のような写真になります。

 

大橋
もし動いているものがあった場合はどんな風に写りますか?

 

高島
動いているものは、ブレて写りますので形が分からなくなります。
また、撮影中には三脚に触らないように気をつけます。
カメラがブレるとせっかくの夜景写真も台無しになってしまいます。
試しに、どんな風に写るか三脚を持ち上げてみましょう。

 

 

大橋
これはある意味アートですね。(笑)

 

高島
それでは次は大橋さんが撮影してみてください。撮影モードは P(プログラム)に設定しておきます。

 

 

大橋
ちょっとブレちゃいました(笑)

 

高島
あはは、けどイイ感じです!

 

大橋
ありがとうございます。
ただ街灯のオレンジ色が強いので、こんな感じにしか撮れないです。
バイクの色を白くしたり明るく見せる方法はほかにもありますか?

 

高島
はい!ありますよ。
肉眼でバイクを見るとオレンジ色の光がバイクに当たっていますが白く写す手順としては、

 

1. オレンジがかっているバイクを一枚撮る
 

2. ホワイトバランスの一番右「マニュアル」を選択
 

3. 設定の画面で「MWB(マニュアルホワイトバランス)画像選択」を選択
 

4. 先ほど撮ったオレンジがかっているバイクの写真をSETする。
 
といった手順で設定ができます。
 

高島
これでもう一度バイクを撮影してみましょう。

 

 

大橋
本当だ!本来の色に変わりましたね!

 

■大橋が撮影した写真
 

大橋
光の色味が変わってオレンジ色がなくなりました!敢えて少し露出をあげて全体を明るくしてみました。

 

高島
カッコ良く撮れてますね〜!バイクがはっきりと見えていますし工場の光ともマッチしてますね。
また上達しましたね。

 

大橋
ホワイトバランスの設定を変えるだけで、こんなに変わるんですね!
これだけでも自分が上達したかが分かります!

 

高島
写真は上達したかすぐに分かるので良いですよね。

 

大橋
たしかにそういった所も醍醐味ですね。
高島さんが撮った写真が気になるので見せてください!

 

■高島さんが撮影した写真
 

大橋
す、すごい。場所違いますよねこれ・・同じ場所なのに違う場所に見えます。
バイクに当たる光の加減も絶妙ですね。

 

高島
よく気づきましたねぇ!まさにその光のあたり具合にこだわってみました。上達してきた証拠ですね。
次に撮影したものは、三脚のカメラをつける位置を下にして撮影してみました。

 

 

 

大橋
三脚ってそういう使い方も出来るんですね!知らないことだらけで驚きの連続です。

 

高島
これは三脚ならではの撮り方ですね!

 

大橋
なんだかカメラって時間を忘れて夢中になってしまいますね。
ますますカメラの魅力にハマっていきそうです!バイクで出かける楽しみも増えましたよ。

 

高島
本当、夢中になってしまいますよね。もう完全にハマってしまいましたね(笑)
そう言っていただけると僕もとても嬉しいです。

 
 
 



〈PROFILE〉
高島秀吉

カタログ用のスタジオ&ロケ撮影、国内外でのレース撮影、motoGPライダーのオフィシャルカメラマンなど、バイクにまつわるキャリアは多い。2006、2012年のマン島TTレース撮影に続き、2018年には憧れだったボンネビルスピードウイークを撮影。
プレストコーポレーションでは、多数のカタログ撮影と、現在Instagramで連載中の「見る小説」を担当。
2015年の現行R1デビュー時、当時渡航中のカリフォルニアから三日間だけ帰国し行ったカタログ撮影は思い出深いエピソード。
バイクとバイク好きをこよなく愛する写真家です。

 


 
第一弾、第二弾と『プロカメラマンが教えるカメラ初心者でも出来るバイク撮影方法』を書かせて頂きました。カメラ初心者の私でも当初より上達したように思います。
また第二弾では工場夜景に挑戦し、時間も忘れて夢中になってしまいましたが夜ならではの
幻想的な雰囲気が引き立つ写真が撮れました。
また、すぐにでも撮影に行きたいぐらいです!
 
これからは、『カメラを持って夜景を撮りにナイトツーリング』なんて新たな楽しみ方も増えました。
 
みなさんもバイクでツーリングの際はカメラを持ってバイク撮影も是非楽しんでみてください。
 
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