2019.11.01

国宝に選ばれた松本城 〜五重の天守が語る歴史の刻〜

YZF-R6



今回の目的地となる城は、1593年〜1594年に建てられたとされる五重六階の大天守と、5棟の櫓(やぐら)が連なり連結複合式の天守群が圧巻と言われる長野県松本市の国宝『松本城』だ。
城巡りの中でも国宝に指定されているのは、ごくわずかということもありワクワクが止まらない。
 


 
今回の旅の相棒はYZF-R6。
今までは XT1200ZE Super Ténéré(スーパーテネレ)と旅をしてきたが、たまには気分転換にスポーティーなR6と一緒に走ってみようと思う。

※画像は最新モデルです。
 
 
街乗りだけでなく、サーキット走行にも適しているスピード感。長距離ツーリング時の高速移動もお手の物。
そして何と言ってもボディには無数に凹凸のあるディティールがカッコいい。
バイク単体だけでなく、ライダーが乗ってもデザインとして完成されているとも言える。
 

 
 
バイクを走らせると、少しずつ肌寒くなり季節の変わりを感じる。時折キンモクセイが香り、紅葉で彩られる景色が待ちどうしくなる。
 

 
 
気持ちがいいほどの秋晴れに、山並みもはっきりと顔を見せてくれた。
 

 
 
長野自動車道 松本ICから国道158号に入り松本市街地方面へ向かう。
 

 
 
どうやら松本城だけではなく観光スポットがたくさんあり、連泊しても楽しめそうだ。約20分ほどで松本城に到着。
 

 
 
雲ひとつない晴天が清々しい。太鼓門から入り少し歩くと、松本城が姿を見せた。
 

 

 
 
松本城は、戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まりで、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城だという。
 

 
 
黒門から入ると、松本城の圧倒的な存在感に思わず足を止めてしまった。
 

 

 
 
私が歩いている少し低い位置は「武者走り」。内部は食料や武器・弾丸の保管所でもあったという。
 

 
 
ここから火縄銃を撃ったとされている武者窓・竪格子窓。
 

 
 
天守2階には「松本城鉄砲蔵」の展示などがあり、様々な火縄銃が並んでいる。
 

 

 
 
天守4階には最も急な階段があり、松本城の中で一番の勾配で61度もある。1段の高さも約40cmもあり、大人でも登るのが一苦労だ。
 

 
 
明治30年代になると天守は傾き、倒壊の危機が出たため、大修理が、明治36年(1903年)から大正2年まで行われた。
この時に傾いた天守に縄をかけて引き起こしたとの伝説があるが、写真はこの時の縄の跡と伝えられている。
 

 
 
さらに進んでいくと、景色を一望できる天守6階に到着。
 

 
 
二十六夜神は元和3年(1617年)松本に入封した戸田氏がまつったとされている。「桔木(はねぎ)構造」という太い梁が井の字の形の上に組まれ、天守最上階の重い瓦屋根の軒先が下がらないように放射状に配置されている。
 

 

 
 
城の中の急な階段達を登ったはいいが、降りる際も気は抜けない。段差が高めで幅が狭いのが特徴的だ。
 

 
 
城を出て振り返ると、初めに見たときよりも大きく感じる。戦国期と江戸期の違う時代を生きてきた様を見せられたようだった。
 

 
 
松本市役所の展望室からも松本城を眺めることができる。
 

 
 
松本城と景色を堪能したところで、近場に国宝旧開智学校校舎があるのを知り、せっかくなので立ち寄ってみることに。
近代学校建築で初めて国宝となった小学校とは、一体どんな風貌なのだろう。
 

 

 
 
所々にどこか懐かしさを感じられ、文明開化の象徴のような和と洋の融合が特徴的だ。
 

 

 

 
 
当時の子供達と自分の幼少期を重ね合わせてみたりすると面白い。
勉強熱心で頭が良いことは、当時の教科書が物語っているような気がする。
 

 
 
他にも教材・教具など様々な資料が展示されている。
色ガラスが洋風を引き立たせているような印象だ。
 

 
 
国宝を一度に2ヶ所も回ることができる場所は、なかなかないだろう。
松本城、そして国宝開智学校に夢中になっていたからか、ふと気がつくと腹ごしらえをしていなかったのを思い出した。
 
観光スポットだけではなく名物もたくさんある中で選んだのは、山賊焼き。
お店は、全国からあげグランプリにて金賞を受賞した「からあげセンター」で決まり。
 

 
 
女性も立ち寄りやすそうな、お洒落で居心地がいい雰囲気の店内。早速、名物の山賊焼を注文。
 

 

 

 
見た目のボリュームもさながら、鶏肉が柔らかく何個でも食べれてしまう。今回も箸が止まることはなく、完食。
 
 

 
 
まだまだ長野県を満喫したいとも思ったが、いつかまた来る時の楽しみとしてとっておこう。
 

 
 
帰るのが名残惜しい。そんな気持ちになりながら諏訪湖を眺め、今日を振り返る。
 

 

 
 
松本城、そして国宝旧開智学校校舎を実際に見て触れてみて、「もっと深く知りたい」そんな気持ちになった。
当時の様子を実際に感じ、幾年もの月日が経つ今もなお、多くの人々の学びへと繋がっている。
 

 
 
YZF-R6で駆け抜けた1日は、情景と共に私の心に刻まれることだろう。
 
 


 
【 松本城 】
◆HP https://www.matsumoto-castle.jp/