2017.12.15

YZF-R6 開発プロジェクトリーダー・平野啓典氏に聞く

YZF-R6



Q1 – 新型R6の魅力とは?

今回のR6は、“~Furious track master~”という開発キーワードのもと開発しています。
特に、素性のいいフレームをベースに、新型YZF-R1のコンポーネントパーツを搭載し、走りに磨きをかけました。それが一番の魅力です。

 

Q2 – 新型R6の魅力を最も体感できるシチュエーションは?

“Track master”なのでサーキットがベストスポットだと思います。
特に、R1のコンポーネントパーツを搭載しておりますので、ライディングスキルを磨きたい人にオススメです。
ちょうど武道の師範代のように、R6がライダーのスキルを高めてくれるはずです。これからスキルを伸ばしたいという人にぜひオススメです。

 

Q3 – 新型R6のエンジンの魅力は?

エンジンは、最新電子制御技術でさらに進化しています。
たとえば、TCS(トラクション・コントロール・システム)やQSS(クイック・シフト・システム)などサーキットでも乗りやすい仕様になっています。

 

Q4 – 新型R6のシャシーの魅力は?

R6の骨格は、サーキットで走行しやすいよう、元々しっかりしたつくりとなっています。
このモデルは新規にフレームをいじるのではなく、コンポーネントパーツ、たとえば、フロントフォークのインナーチューブを41→43mm径へ変更したり、ブレーキやサスなど、車体のパッケージをワンランクアップして、サーキット走行に最適なシャシーになっています。

 

 

Q5 – 新型R6の電子制御の魅力は?

TCS、QSS、D-MODEなど制御系システムは、ライダースキルにあわせて細かく選択できるようになっています。
特に、TCSは6段階とOFF(介入なし)から選択可能となっています。
実際サーキット走行を重ねる中で、モードを少しずつ変えることで差が出る、というテスト結果から6段階にしたのですが、これはお客さまのセッティングに合わせて少しずつ調節する楽しみになるのではと思っています。

 

Q6 – 新型R6開発時の注力ポイントは?

フロントフォークが43mmとなり剛性が上がるため、フレームとのマッチングが懸案でした。しかし実際テストするとマッチングはまったく問題はありませんでした。
とはいえ、剛性が高まっても軽快性を失わないようチューニングには気を使いました。
また、TCSやD-MODEなども新型R6専用にセッティングをしていますので、そのあたりが時間をかけて丁寧に開発した部分です。

 

Q7 – 最期にお客さまへメッセージ

“~Furious track master~”という開発コンセプトのもと、R・DNAを受け継ぐデザインにも注力してつくったモデルです。
スーパースポーツが好きで、サーキット走行を始めたい方や、ライディングスキルを磨きたい方にオススメです。R6が師範代として、お客さまのスキルに合わせて、その半歩先を行きながらライダーのポテンシャルをマシンが引き出してくれます。
前向きで向上心のあるライダーに最適な1台になっています。