2018.05.18

サーキット遊びはバイクに乗る醍醐味、その楽しさをもっと深く味わう

YZF-R1



R1を所有し、サーキット走行を定期的に行うYSP板橋中央の牧野さんとYSP西東京の横田地さん、そして、R6を所有して全日本ロードレース選手権にも出場するYSP三鷹の若松さん。そんなサーキット遊びの先輩三人に、その楽しさや、R1やR6でサーキットを走った感想などを語ってもらった。まずは3人がサーキットで走るようになったきっかけから聞いた。

 

ー サーキットは特別ではない、公道の延長にあるもの ー

 

牧野さんは初代R1、横田地さんは2008年のR1をそれぞれ所有したことが、サーキットへのきっかけとなった。「初代R1に乗った時『このバイクは凄い』と思いました。それまでは一般公道のツーリングで満足していたのですが、初めてその乗り方じゃ満足しきれないバイクに出会ったんです」と牧野さん。

 

YSP板橋中央 牧野さん

 

横田地さんは「ライセンスを取ってサーキットへ通っていた時期もあったのですが、しばらく離れていました。ところが2008年のR1を所有したところ、このままではこの性能をお客さんに伝えられないと思ったんです。もっと自らが体感してそれをお客さんに伝えたいと思い、再びサーキットへ通うようになりました」”サーキット最速”を目指して開発されたR1は、誰もがその可能性を引き出してみたいという欲求に駆られるバイクなのだろう。

 

YSP西東京 横田地さん

 

若松さんも最初は街乗りから始めてツーリングで峠道などを走っていたが、次第にそれでは満足できなくなりサーキットへと繋がっていく「バイクに乗っているうちに『もっと速く走りたい』『サーキットで自分の腕を試したい』と思うようになったんです」

 

YSP三鷹 若松さん

 

3人とも最初はごく普通に街乗りやツーリングを楽しんでいたが、もっと深くバイクを楽しむために自然とサーキットへ向かった。「サーキットは敷居が高いと思われがちですが、ちょっと踏み出せば全然そんなことはありません。あくまでも公道の延長線上にあるもので、誰でも走れる場所なんです」と牧野さん。サーキットは決して特別な場所ではないと3人は口を揃える。

 

ー サーキットでその性能進化を実感 ー

 

実際に新型R1でサーキットを走った感想を聞くと、「ならし走行の1周目からいきなり膝が擦れてしまいます。バイクがとても安定していて安心感があり、怖さを感じずにスピードが出せるからバイクを寝かせられるのだと思います」と横田地さん。「それから、とにかく速い!以前のR1と段違いです」これには2人も大きく頷く。
「新型R1やR6は性能進化が凄い。でも街中ではその性能の半分も使えません。やはり走らせないと奥深さや楽しさは分からないと思うから、思う存分アクセルを開けてその性能進化を体感する、そういう楽しみ方ができるのがサーキットですね」と若松さん。そんな若松さんは新型R6を注文し、サーキットで走るのを心待ちにしている。
バイクの可能性を存分に引き出し、その進化を肌で感じられるのもサーキットだからこその楽しみだ。

 

ー 仲間と一緒に楽しむ、走るときは真剣に ー

 

「バイクはスポーツと同じです。上手く走れるとそれが”タイム”という結果として見えるのが面白い。毎回同じところに通って走っていると成長も見えるし、それぞれ自分のタイムが縮まっていく楽しみがあります」と横田地さん。スピードを出して、そのスピードをコントロールする楽しさがサーキット走行の醍醐味だと教えてくれた。
「しかもサーキットは公道に比べてとても安全です、対向車はいないし脇からの飛び出しもない。たとえばツインリンクもてぎは世界グランプリが開催されるところ、それだけ安全な設計になっているという証拠なんです」公道よりもむしろ安心して走れる場所だと牧野さん。

 

 

「サーキットは朝が早いから、最近は前日から”前のり”することも多いです。バイク仲間と一緒に前のりして、サーキットではそれぞれが真剣に走る、その後はまた反省会で楽しむ。そういう楽しみも発見できますよ(笑)」と横田地さん。サーキット遊びの楽しみは走るだけではないようだ。同じ趣味を持つ仲間と好きなバイクの話しをしながら自分の愛車を思う存分走らせる。こんなに幸せなことはないんじゃないかと3人を見ていてとても羨ましくなった。

 

ー バイクの奥深さをもっともっと知ってほしい ー

 

バイクは楽しみ方の幅がとても広い。その一つがサーキット走行だ。街乗りからもう一歩抜け出してサーキットで走ると見える楽しさがある。「でもその手前で終わってしまっている人が多い。一度サーキットへ行ってみると、オートバイに乗る楽しさがもっと深くわかるし、好きになると思うのです」と牧野さん。R1やR6は所有しているだけで満足できるバイクだが、もう一歩踏み込んでサーキットで走らせてみると可能性がもっと広がり、その価値を再認識することができるのではないだろうか。

 

 

サーキット最速でありながら、決して敷居の高いバイクではなくなったR1。サーキットで速さを追求したい人はもちろん、街乗り用としても満足して乗れる1台となっている。是非R1でまだ見たことのない一つ上のステージへ上ってほしい。

 

 


 


〈PROFILE〉
YSP板橋中央 代表取締役 牧野 雅幸さん

1964年生まれ。バイク好きが高じ、33歳でYSP板橋中央の代表になる。バイクの楽しさを伝えるために自らが率先してサーキット遊びを行い、バイクを楽しむ。ツインリンクもてぎで行われる7時間耐久ロードレース”もて耐”に3年連続出場中。

 


〈PROFILE〉
YSP西東京 代表取締役 横田地 崇さん

1970年生まれ。 20代でライセンスを取得しサーキットへ通う。数年のブランクを経て、お客さまにもっとバイクのことを伝えられるようになりたいという想いからサーキット走行を再開。現在はサーキットやツーリングで日本全国をまわる。

 


〈PROFILE〉
YSP三鷹 代表取締役 若松 宏さん

1978年生まれ。 16歳からバイクに乗り公道だけでは満足せず21歳からレースの道へ。2011年には鈴鹿8耐で完走。現在も愛車のR6で定期的にレースに出場し続ける。