2019.02.22

アドベンチャーツアラーの最上級はとことん堅実なバイク

XT1200ZE



本WEBサイトで、アドベンチャーツアラーの最上級モデル「XT1200ZE スーパーテネレ(以下:テネレ)」の2019年モデル取り扱い決定を紹介したのは昨年の11月末。そして年が明けて2月に入ると、テネレファンの元に新型が届きはじめている。
 

 
YSP川口の代表を務める大場常匡さんも新型テネレを待ちわびていた一人だ。
日本で最初に注文を入れたのがYSP川口であり、1月後半には店頭に1台目のテネレが並んだ。そして1月末、取材当日に2台目が到着していた。納品されたばかりで梱包も解かれていない状態のテネレを前に、大場さんが飛びつくように開梱をはじめる。お客さまにその姿を届けたいのだろうと思いきや、少し様子がおかしい。
それもそのはず、実はこのテネレは売り物ではないのだ。まさに開梱を行う大場さん本人のテネレだった。顔がほころぶのも無理はない。
 

 
「以前はスーパースポーツの一択でしたが、子育てが落ち着いて妻とタンデムツーリングでもしようかと選ぶ車種が変わっていきました。TRACER900、FJR1300と乗り継ぎ、テネレにしたのは1年半前。乗り心地が最高でずっと走っていたいFJRに対し、こいつは路面を選ばないオールラウンドな性能もあり、ついつい寄り道したくなる気軽さで虜になり、これが2台目です」
 

 
さらに、そのサイズからは想像しにくいかもしれないが、
「足つき性がよく、ハンドル切れ角も大きいため取り回しもラク。エンジンはツインらしいパルス感こそありますが、時速100kmあたりの実用域はとても静かで振動も少なくとても快適ですし、シャフトドライブやチューブレスタイヤなどの安心感もあり、乗れば乗るほど好きになるバイクですね」
 
そんな話をしているうちにテネレが店内に並んだ。YZF-R1やYZF-R6とはまた異なる威風堂々としたビジュアルで、多くの車両が並ぶ店内でも存在感は際立っている。
この時を待っていたかのように、あるお客様が新型に目を止めた。それから数十分後…
「オーダーをいただきました。テネレを購入されるお客様の多くが人と違うものが欲しいと話し、非日常感のあるビジュアルに魅せられて選ばれます。でも先ほど話した性能や充実の装備、機能が後押しになっている。アドベンチャーツアラーの最上級だけあって、とことん堅実なバイクなんですよ」
 

 
春には「九州ツーリングが待っている」と笑う大場さん。オートクルーズや電動調整式サスペンション… 圧倒的なビジュアルの中に潜む数々の装備が一時の「旅」を楽しく演出してくれることだろう。
 
 


 
 

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〈PROFILE〉
YSP川口 代表 大場常匡さん

1968年生まれ。グランプリレースとヤマハをこよなく愛し、スーパースポーツ一筋から、現在はテネレをはじめ、YZ85、セロー、XSR900といった多種多様なヤマハ車を所有。レースや林道、ツーリングと幅広く二輪ライフを満喫。その経験と知識で、ヤマハアドバンスディーラー「YSP川口」の代表を務め、お客様から大きな信頼を得る。