2019.04.19

水面(みなも)と向き合う3時間 – 三浦へ釣りツーリング

XT1200ZE



休日にふらっとバイクに乗って釣りに出かける。
「そんなバイクライフを送れたらどんなに有意義だろう」という憧れをきっかけに今回のツーリング先を神奈川県三浦市に行くことに決めた。
目的はもちろん「釣り」である。
 
釣りは未経験で知識もないが、三浦市にある海上釣堀なら初心者の私でも楽しめそうだ。
 
壮大な海に囲まれている港に行くなら、海の幸も味わいたいと欲が出てしまうのはバイク乗りの性なのだろうか。
 
色んな場所に連れて行ってくれる XT1200ZE Super Ténéré(スーパーテネレ)なら、一段と味のあるツーリングにしてくれるに違いない。
 


 
高速道路に乗り、三浦方面へ走り出す。
清々しいほど晴れた空は、ツーリングを一層楽しませてくれる。
 

 

 
 
途中、横須賀SAでひと休憩。ほっと息をついて、ふと地に足をつけるこの瞬間もまた好きだ。
 

 
 
衣笠ICで降りて、まずは腹ごしらえに三崎港方面へ向かう。
次第に磯の香りが強くなり、港へ近づいていることを教えてくれる。
 

 
 
約30分程走ったところに目的地が見えてきた。
「三崎フィッシャリーナ・ウォーフ うらり」に駐車することができるのだが、二輪は無料なのも嬉しい。
 

 
 
ここではたくさんの新鮮な海鮮を購入でき、BBQまで楽しめるスポットになっている。
 

 
 
道路を挟んですぐのお食事処「まぐろ食堂 七兵衞丸」に到着。
 

 
 
お一人様でも家族でも居心地が良い空間のおかげか、店内は多くのお客で賑わう。
数ある海鮮のメニューの中からオススメの刺身定食を注文。
 

 
 
プリッとした身を噛むたびにいきいきとしていた魚の姿が浮かぶ。
 
海の幸を存分に味わった後は、三崎港から城ヶ島をつなぐ橋の先に、今回のお目当てでもある「釣り」が待っている。
 

 
 
知識も経験もないため初心者でもできる釣り堀を探したところ、魚にとって自然の環境に近く底網がないのでストレスを受けることがなく大きく育った魚がいるという海上イケス釣り堀へ向かうことに。
 

 
 
壮大な海の上に立派な橋が架かっているが、そこを通らずにはたどり着けない。
 
いざ橋を渡ってみると予想以上の景色が待っていた。
 
周りを一望できる城ヶ島大橋から見える眺めは「自分だけの時間」を存分に味わえる贅沢な道だ。
 

 
 
お食事処から釣り堀までは 10 分程の短い道ではあるが、 何かを気にすることもなく、ただただ景色に集中できる時間だった。
 
同志とわいわい会話をしながら走るのではなく、一人ならではの楽しみ方なのかもしれない。
 
今回訪れた海上イケス釣り堀は、手ぶらで釣りができる環境が整っているのも大きな魅力である。
ライダーにとっては有難いサービスだ。
 

 

 
 
受付で簡単な説明をしてもらい、好きなエサを選んでイケスに移動。
 

 

 
 
練りエサの付け方にはいくつかのパターンがあり、どうやら用途によって変えたりするようだ。
 
付いていればいいと思っていただけに驚きだった。
知らないことが多いが、いよいよ実践へ。
 
始まってわずか数分のことだった。
水面に魚たちが見えたその瞬間、一匹の魚がエサをパクリとした。
 

 
 
「よし、このまま引っかかるぞ」と思った次の瞬間、エサを食べるのをやめて奥深くに逃げていく魚。
 
少しつついたところで「エサ」と判断したのだろうか。
魚を甘く見ていたのがはっきりと分かった決定的瞬間だった。
 
その後、何も起こらないまま一時間経過。
 
初めてだと釣れないものなのか?と焦りが出てくる。
だがここはじっと魚の様子を伺うしかない。
 
周りの様子を見たところ、少しずつ釣れはじめているようだ。
自分もきっともうじき釣れるはず。そう信じながら獲物を狙い続ける。
 

 
 
スタッフの方にアドバイスをもらった瞬間、まっすぐだった竿がグッと曲がり力強く引っ張られた。
この高揚感と緊張の一瞬は忘れられない。
そこから魚と一対一の戦いが始まった。様子を伺いながらリールを巻いていく。
 

 
 
集中しているこの瞬間は、まるでそこに自分だけの空間があるように感じる。
周りの誰にも邪魔されない有意義な時間だ。
 

 
 
必死に取り組むも、魚を取り逃がしてしまう。
集中してこわばった肩がガックリと落ちる。
 
そのまま時間が過ぎ去ること数時間。
気が付けばあっという間に終わりの時が近づいていた。
 
ここでは魚が釣れなかった場合でもお土産としてマダイを一匹持ち帰ることができる。
 

 

 
 
結果的には釣れなかったが、これも「釣り」の醍醐味であると思う。
 
正直なところ、釣り堀だからと簡単に釣れるとばかり決めつけていた。
 
水面から見える魚たちがエサに飛びつこうとする姿を見たが、エサを付けているハリが少しでも見えている場合は決して近づいてこないのだ。
 
とても警戒心が強く、想像以上の頭の良さに驚きだった。
 

 
 
上手くいかないからこそ魚の様子を伺ってエサを変えてみたり、次はどうしたら良いか、どうやったら釣れるのか考えながら取り組むこの時間が楽しいのだと感じた。
 
自分の知識や経験、そういうものが培われた先に狙った獲物が獲れるようになるのかもしれない。
 
太陽に照らされ輝く、海の波打つ音を聞いてから帰るとしよう。
 

 

 
 
釣りの奥深さを知り、また一人でチャレンジしてみたくなった。
今度こそ狙った獲物を手に入れる。そう心に決めた帰り道になった。
 

 
 
もらった鯛は、炊き込みご飯に。いつか鯛を釣れるくらい上達したいものだ。
 
 
一人で没頭できる趣味を発見できた大人のツーリング。
 
周りと比べたり気にしたりしていては、成長しない。
自分との勝負がそこにはあるということ。
 
XT1200ZE Super Ténéré と一緒に、これからも新しい自分を見つけたい。
 


 
【 まぐろ食堂 七兵衞丸 】
◆HP http://www.uooto.com/
 
【 J’s Fishing城ヶ島海上イケス釣り堀 】
◆HP http://js-fishing.com/