2019.06.28

未開拓の道を巡る旅 〜伝統と歴史で溢れる福島の地〜

XT1200ZE



前回は、あてもなく北の方面へ向かい、自由な時間を過ごした。
帰りながらふと頭に浮かんだのは、「もう少し先まで行ったら何があるんだろう」という好奇心。
 
観光名所も数々ある、まだ未踏の福島県へ行ってみたい。
 
今回は、国の天然記念物でもある「塔のへつり」、江戸時代から受け継がれている茅葺き屋根が並び、ネギそばで知られている「大内宿」、一躍有名になった、ねこの駅長さんがいるという「芦ノ牧温泉駅」へ向かうことに決めた。
 


 
朝日を浴びながらの早朝出発も、手慣れたもの。
 

 

 
 
東北自動車道を進んでいく。だんだんと交通量も増えてきた。初の東北地方まで、もうすぐだ。
 

 

 
 
白河ICで降りる。爽やかな風に包まれながら走る道は、まるで歓迎されているかのようだ。
 

 

 
 
初夏を感じさせる日差しの木漏れ日が、なんとも気持ちいい。
 

 

 
 
「もっと走りたい」いつもそう思わせてくれるXT1200ZE Super Ténéré (スーパーテネレ)も、この道を楽しんでいるような気がする。
 

 

 
 
下道を走り続けること約40分。目的地までもう少し。
 

 
 
まずはじめに訪れた場所は、「塔のへつり」と呼ばれる崖のスポットだ。
「へつり」とは、方言で「険しい崖」を意味するのだそう。
 

 

 
 
侵食と風化を何年も繰り返し生まれたその姿は、みなぎる生命力がひしひしと伝わってくる。
 

 

 
 
自然が生み出すパワーは、なんとも感慨深い。
 

 
 
無人駅の「塔のへつり駅」は、神秘的で映画のワンシーンのような雰囲気を醸し出している。
 

 
 
澄んだ空気に包まれながら、次は「大内宿」へ向かう。
道中に見つけた、小野川の水しぶきが涼しげで思わず足を止める。
 

 

 
 
塔のへつりから大内宿までは、約15分ほどで到着。
 

 
 
大内宿は、江戸時代に宿場として栄え、旧会津西街道の両側に茅葺き屋根が立ち並んでいる。
タイムスリップした気持ちになる情景は、歴史が刻まれてきた証だ。
 

 

 
 
日差しが強くなってきたところで、お腹も空いてきた。どうやらお箸ではなく、ネギで食べる名物の「ネギそば」をいただくとしよう。
 

 
 
祝いの席や徳川将軍への献上品だったために、「切る」というのは縁起が悪いとされ、切らずにそのまま使ったのが始まりなのだという。
 

 
 
腹ごしらえもしたところで、散歩していると伝統を守り続ける姿が。
長い年月の間受け継ぐ人がいるからこそ、現代に渡り歴史を目にすることができる。
 

 
 
スカッとした太陽の眩しさを感じながら、大内宿を後にする。
 

 

 
 
最近、猫の動画をよく見るようになったのもあり、ねこ駅長さんがいる芦ノ牧温泉駅へ。
会津若松市〜南会津町間を運行している「ローカル鉄道」ということもあり、懐かしさも感じられる。
 

 

 
 
入場券を購入すれば、駅のホームへ入ることができる。
 

 
 
ちょうどお昼寝中だったようで、ねこ駅長さんのスヤスヤ眠る姿にほっこり。
そして、ねこ駅長さんの名前が「らぶ=LOVE」という事から、「恋駅」とも呼ばれているそうだ。
 

 
 
また近くに来ることがあったら、ねこ駅長さん達の仕事風景を見学したいものだ。
 

 

 
 
初めての福島で自然のパワーをもらい、伝統の大事さを考え、そこにいるだけで周囲を癒す存在に心をなごませてもらった。
移動距離を気にしにせず、場所を制限しないのも相棒のお陰だ。
 

 
 
日も落ちてきたが、もっと福島を堪能したい。すっかり「城巡り」に魅了されてしまった私は、あの城を訪れないわけにはいかない。
明日はどんなことを感じながら、ここ「福島」の道を走ることができるのだろう。
 
未開拓の地への旅は、まだはじまったばかりだ。