2019.03.15

都会の喧噪を忘れる 〜時わすれの旅〜

XT1200ZE



前回の記事【 出世街道をゆく 〜天下人に憧れて〜 】
 

 
前回のあらすじ:浜松名物うな重と浜松城を堪能し、宿に向かおうとしたのだが、時間も少し早いので聖地へと向かうことにした。
 


 
浜松からさほど遠くもなく、せっかくだからと訪れたのは、YAMAHAバイク乗りの聖地でもあるヤマハ発動機本社の企業ミュージアム コミュニケーションプラザ。
東名高速道路 袋井ICより約6.5kmほどの位置にある。
 

 
 
世界で使われているさまざまな分野の製品やエポックメイキングな歴史製品の数々、そしてヤマハ発動機の最新技術や活動、情報が集約されている。
YAMAHAのバイク乗りとしては何度訪れても飽きない場所だ。
 

 
 
昔のレースマシンがずらっと並んでいる光景は他ではなかなか見られない。
 

 
各レースカテゴリーの歴史的な車両やトロフィー、半世紀を超える歴史が俯瞰できる年表なども展示されている。
さらに進んでいくと、お目当の市販モデルXTZ750をベースに開発された1990年型ファクトリーマシンYZE750T(0WB8)の発展モデルYZE750T Super Ténéré(0WC5)を発見。
XT1200ZE Super Ténéré の旅でこれを見逃すわけがない。
 

 
 
Super Ténéréの歴史を感じながら、思わずじっと見てしまう。 うーん、実に感慨深い。
 
ヤマハの歴史を存分に感じた後は、街を走りながら、今日の宿泊先、舘山寺温泉へと向かうことに。
 

 
 
道中、ブルー色の爽やかな橋を渡っていると、途中に大きな川が見えてきた。
それは「天竜川」と呼ばれ、長野県にある諏訪湖を源とし、ほぼ南に流下し遠州灘に注ぐ流路延長213km、流域面積5,090km2 の大河川だ。
 

 

 
 
河川敷は砂利道になっているが、どうやら車両の進入はできるようだ。
こんな道を見つけてしまったらSuper Ténéré乗りの血が騒いでしまう。
このバイクなら問題なくクリアできそうだ。
「よし、少し寄り道しよう!」
アクティブな道もチャレンジできるから、いろんな場所を走りたくなるのはこのバイクならではだろう。
 

 
 
普段は走るのは舗装された道ばかりだが、たまにはこういう砂利道を走るのも悪くない。
むしろ新鮮で楽しいとすら感じる。
「疲れを知らないオールラウンダー」と言われるのも分かる気がした。
 
思わずちょっと寄り道してしまったが、再び宿泊先の舘山寺温泉へ向かう。
 

 
 
菜の花の花壇で彩られている浜名湖の緩やかな道路沿いを走るのも楽しい。
 

 
 
受付を済ませてロビーでひと休憩。
おもてなしの温かい抹茶が体に染みる。
 

 
 
まず部屋に入って窓いっぱいに広がる浜名湖に感動した。
 
部屋から眺める景色の先にあるのは浜名湖オルゴールミュージアム。
 

 
そして、浜名湖湖畔に位置する大草山の頂上にあり、浜名湖オルゴールミュージアムまでつなぐ日本唯一の湖上を渡るロープウェイ「かんざんじロープウェイ」は一度経験してみたいものだ。
 

 
 
周辺には大自然を満喫する遊覧船、遊園地パルパルや海水浴場や動物園、うなぎパイ工場や航空自衛隊広報館など老若男女が楽しめる施設がある。
 
外を眺めていたらあっという間に日が暮れてきた。
 
時わすれ開華亭には温泉があるので、夕食前にゆったりとくつろごう。
 

 
 
他にもサウナや寝風呂、打たせ湯もある。
 
体も心地よくなったところで楽しみにしていた夕食の時間。
食事処に移動し、お腹も準備万端のようだ。
 
心待ちにしていると海鮮を中心にした料理が届いた。
 

 
※旬の食材を使用しているので、内容が多少変更になる場合があります。
 

 
素材の味を引き立てる海鮮鍋は飲み干してしまうほど、それぞれの旨味が凝縮されている。
 

 

 
どれも美味しくて箸が進む。
 

 
心のこもった料理に、大満足な夜になった。
 

 
 
一日の疲れを癒してくれた開華亭を後にして、浜松西ICから東京方面へ帰路に着く。
 

 
 
一泊してゆっくり休んだおかげで身体も軽くなりバイクの乗り心地も更に良く感じる。
 
清水の辺りを走行中、この日は晴れていたため富士山が顔を出してくれた。
 

 
 
休憩も兼ねて富士川SAへ。
ここには富士山の展望が楽しめるラウンジやレストラン、写真・絵画を展示したギャラリーなどの施設『富士川楽座』もある。
 
大きな観覧車を見上げると、SAである事を忘れてしまう。
 

 
 
フードコートの店内で桜海老の天ぷらと蕎麦を注文。
 

 
 
SAでその土地ならではの食事もツーリングの楽しみの一つでもある。
この二日間を通して片道約210キロ、往復約420キロの旅であったが、充実した装備のおかげで冬の寒さが厳しい中でも快適にツーリングできた。
 
一見XT1200ZE Super Ténéréの風貌は大きく手強そうな印象であるがいざ乗ってみると、とても扱いやすく安定した走行性。
2段階調整シートで調節することも可能だから足つきが良いところも驚きだ。
 
未舗装の路面や、他のバイクなら「ここはやめよう」と思う場所でさえも道や場所を選ばない「どこまでも走っていける」と、そんな気にさせてくれるバイクだ。
 
本当にXT1200ZE Super Ténéréは旅を余すことなく楽しませてくれる。
これから暖かくなるにつれてもっともっと私を未知なる場所へ連れて行ってくれるだろう。
 


 
【 ヤマハ発動機本社の企業ミュージアム コミュニケーションプラザ 】
◆HP https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/index.html
 
【 浜名湖かんざんじ温泉 時わすれ開華亭 】
◆HP http://www.kaikatei.com/index.html