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梅雨の時期ゆえ心配されていた天候でしたが、よりによって観測史上最大規模などと云われた台風4号が向かって来ていた「2007 PRESTOサマーフェスティバル」。直前には「開催か中止か?」を検討、天候の様子を見ながらイベントスケジュールの調整を行うことで安全は確保できると判断し開催が決まったのでした。

メインはやはり試乗会!

現地についたのは午前8時。前日からのイベント準備は既に完了しており、スタッフの配置や最終チェックの最中でした。
 天候はもちろん雨…ですが台風の激しい降雨ではなく、梅雨のしとしと雨降りが40%増量された程度。風も殆どなく瀟々と静かに降り続いている状況で、大荒れの天候を覚悟して来た身には「思ったより悪くないじゃない?」と感じます。
 とは云え、既に九州・四国方面では台風による被害も出ている状態なのです。ツーリングによる参加を予定していたショップやツーリングのグループから、道中の安全を優先して参加断念の連絡があったりしていたそうです。
 しかし!フェスティバルの始まる午前9時には続々と…というのは大袈裟過ぎますが、参加者のクルマやバイクが1台、また1台と山道を上がってきました(街道から少し入った山中にラリーキッズ伊那はあるのです)。受付登録を済ませるとさっそく…並ぶのですよ皆さん、試乗会の列に。

左:雨に負けず順番を待つ参加者の方々 右:安全を確認しコースイン

 試乗会は定刻通りスタートしました。栄えある最初の試乗者がYZF-R1、YZF-R6、MT-01、FZ1、TDM900などに跨がりいよいよスタート!濡れたコースなので安全のためあまりスピードは出さない試乗ですが、それでもサーキットコースを走るのはやはり楽しそうです。
 試乗はコースを2周回ってパドックに戻り次の人に交代するのですが、次の順番を殆ど待たなくても降りたら次のマシンに跨がってスタート、と好きなだけマシンを乗り回せる状態です。こちらも参加者にインタビューしてみるつもりで待機所すぐ後ろのテント張りの休憩所で待っていたのですが、皆さんもうず〜っと休みなし。取りつく島がない。
 そのローテーションは無理に呼び止めてインタビューするのが憚られるほど。半分困りながら様子を眺めていてふとあることに気がつきました。YZFシリーズはもちろん常に人気があるのですが、その中にあってFJR1300A/ASとTDM900を試乗、それも複数回される方が多いのです。
 FJR1300A/ASとTDM900はヤマハ逆輸入車の中でもロングツーリングに最適のなスポーツツアラーで、こうした雨中での走行は想定範囲内。逆に雨だからこそ、好天では分からない隠れた真の実力を知ることができるとも云えます。

左:気になるマシンはじっくりと何度でも乗ってみる 右:レインウェアの装備は皆バッチリ

他のイベントはどうなってる?

そうこうするうちに時間は9時30分。親子乗り方教室が始まる時間です。これまた心配しつつ会場に向かうと…そこには2組の親子の姿が!さっそく教室を見学させて頂きました。
 インストラクターの先生からまずは乗る姿勢のレクチャーを受けているのは、小学校4年生のユウキくんと幼稚園・年長さんのケンゴくん。跨がるマシンはキッズ入門用として人気の高いPW50です。
 はじめのうちは雨の中、自転車と比べると小さいとは云え重さのあるマシンの取り回しがぎこちない2人。特にケンゴくんはオートバイは今日が初めてだったらしく、足漕ぎで真っ直ぐ進むのに苦労していました。どうしても先生やお父さんに目がいっちゃうんだよね。でもオートバイは進む方向を真っ直ぐみていないと…オットット、と転びそうになっちゃうんだよォ、と見ている方がドキドキします。

左:押し歩きでのUターンの練習中…おっとっと! 右:ものの十数分でメキメキ上手になります

 しかしそこはプロのインストラクター、視線の置き方、ハンドルの持ち方、ブレーキの使い方を少しずつ教え、同時に前方で受け止める役のお父さんとの距離を徐々に離して行きます。しばらくすると2人とも先生に後ろから押してもらってスーッと滑走、お父さんの手前でブレーキをかけて停まり、ハンドルを持って押し歩きでUターン、ができる様になっていました。
 そしていよいよエンジンをかけます。畳んであるキックペダルを出して足を乗せ、一気に踏み降ろす!滑りそうだし難しいかな?と思う間もなく、2台のエンジンが回り始めました。
 まずはゆっくりアクセルを開けて、戻してブレーキ、とアクセルの扱い方を教わると、さきほどと同様、前方のお父さんに向けてゆっくりと走り出しました!
 そしてだんだんお父さんとの間隔を広げて距離を伸ばし、アクセルコントロールがほぼマスター出来たところで1時間の教室は終了しました。
 終了後2人とお父さんにお話を伺いました(取材メモが雨で溶けてしまい一部不明瞭になってしまいました)。

    ユウキくんとお父さん

     ー  何年生?
    ユウキ:小学校4年。
     ー  今日の親子教室はどうでしたか?
    ユウキ:面白かった。
     ー  ずいぶん上手だったねぇ。
    ユウキ:前にも乗ったことがあるから。また乗ってみたい。

ユウキくんのお父さんによれば、桶川で同様の教室に参加したことがあるのである程度慣れているとのこと。4年生とはいえ道理で落ち着いているはずだ。今日は天気が悪いのが残念ですが、自分の方の試乗もこのあとしたいので、とおっしゃられていました。遠路お疲れさまでした!

    ケンゴくんとお父さん

     ー  ケンゴくんは何年生かな?
    ケンゴ:年長(ってことは6歳だな)。
     ー  オートバイは初めて?乗ってみてどうだった?
    ケンゴ:面白かった。もっと乗りたい。
     ー  おうちでは何をして遊ぶの?
    ケンゴ:トミカで遊ぶ。いろんなクルマやレーシングカーがあるんだ。

ユウキくんのお父さんは愛知から朝一番で来た、とおっしゃっていた様な(すいませんメモが溶けました)。道中かなりの雨だったらしいですね。このお父さんもあとは自分が試乗したい、とのことで、お子さん連れで参加されるお父さんの傾向が垣間見えた気がしました(^_^)。

さて次は11時からのオフロード教室なんですが、こちらは予定していた会場のコースコンディションが初心者の練習に向かないくらいぬかるんでしまったため、急遽会場を1つ下にある駐車場に変更したとのこと。それではそちらを見学に行こうかな…と思っていると何やらドコドコと響く音が聞こえてきました。

コントロールタワー内で始まっていた和太鼓教室

これは地元の田楽座さんによる和太鼓教室の様です。太鼓が鳴っているってことは参加者が集まっているということですから、そちらに行ってみましょう。
 田楽座は1964年に民俗芸能の宝庫、信州伊那谷に生まれ、日本のふるさとに昔から伝わり、時代を越えて人々の暮らしの中で生き続けてきた唄や踊り、太鼓や舞などの民俗芸能を今に伝える歌舞劇団です。今回は地元伊那でのイベントということで参加して頂きました。
 まずはインストラクターの和田先生からバチの持ち方や姿勢を教わります。そして気合いを入れてエイ!ドォンッ!オリャ!ドォオンッ!ってな感じで、参加者は三々七拍子や追い出し太鼓に挑戦。入門編とはいえ結構体力を要する、これはスポーツですね!
 このあと明るく朗らかな和田先生による玉簾の実演があったり、スタッフがその玉簾に挑戦して妙に巧かったり、となかなかの盛り上がりでした。

左:自分の叩く太鼓の響きでテンションが上がりますね 右:先生はもちろんハイテンション