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ニューモデル試乗会最後の 九州会場へ!

2007 プレストニューモデル試乗会を締めくくる大分県SPA直入で開催された九州会場。東日本会場、西日本会場と異なり前日の販売店向けの説明会・試乗会は九州会場では行なわれないので、会場設営は試乗会前日の土曜日となります。
今回は設営の合間に資料用のマシン撮影を行なう兼務取材として、羽田発大分行きのANA、朝一番の便で現地に向いました。

 心配していたのは九州でもやはり天候でした。事前に得ていた週間予報では土曜日が降水確率50%と出ており、試乗会当日の朝までには上がるものの路面はウェット状態になってしまいそうです。
 不安を覚えながら羽田を飛び立ち100分後、しかし到着した大分空港は雨の気配など殆ど感じられない好天でした。
 空港でレンタカーを借り会場に向うこと更に2時間半、到着した「SPA直入」に入ってみるとサーキットでは別のグループの走行会が行なわれており、その傍らでプレストのテントの設営準備が進んでいますが展示・試乗車両の姿はありません。
 聞けば展示・試乗車を載せたトラックの到着が午後2時くらい、また午後5時まで別グループの走行会があるので本格的設営はそれ以降とのこと。
 そこでサーキット内を軽くロケハンなどしてバイクを満載したトラックが到着するのを待つこと1時間、降ろされたマシンを順に借り出して撮影を開始しました。
 その間にもプレストのノボリが立てられ、受付や手荷物一時預かり場所のテント、カフェスペースやゲームスペース、休憩用のテーブルとイスが並べられたオープンスペースなど、てきぱきと手際よく事を運ぶスタッフにより準備が整って行きます。

 走行会が終わった午後5時にはだいぶ日が傾き第一の目的である撮影はここで終了。一方コースでは試乗会の先導を努めるライダーチームが完熟走行をはじめ、戻ってきては何やら相談を繰り返しています。
 立ち聞きしてみると、コース幅が広いだけに試乗ラインを大きく外される恐れがあり、それをどう抑えるか、を検討している様でライン設定についての真剣なディスカッションでした。この先導ライダーの作った絶妙な試乗ラインは翌日分かることとなります。
 日暮れで撮影は一部明日に持ち越しになったので、昨日から準備に現地入りしているプレスト先遣隊のT本さんをクルマに乗せて一足先に宿に向う事になりました。土曜日の業務を終えてこちらにやってくるプレスト本隊とも宿で合流する予定です。
 宿は会場からクルマで15分ほどの長湯温泉「かじか庵」。源泉掛け流しと聞き密かに期待して来たのですが、飲むとちょっと渋みを感じる炭酸水素泉で想像以上の良いお湯でした。かじか庵ではホームページ更新用に持ってきた PHS 機器が使えなかったため、翌日のチェックアウト後も無線LANを貸して頂いたりとお世話になったので、ちょっとだけですが宣伝しておきます。
 長湯温泉は他にも色々良いところがあったのですが、それはリニューアルするプレストマガジンで改めてご紹介しようと思います。
 ともあれこの日は明日のため英気を養うべく温泉に浸かってしっかり就寝しました。

最強のワンダー試乗ランド


 左:先導車についていざ発進。右:女性ライターが他会場より多かったのは気のせい?

 翌朝目覚めると既に時刻は8時過ぎ。急いで朝食を済ませて会場に向います。到着した時には既に試乗会は始まっていました。天候はやや雲が多いものの雨が降る気配はなく絶好のコンディションです。
 このSPA直入を会場として使うのは初めてのことで、もちろん取材するのも初めてです。実は事前に試乗コースについて特に何も聞いていなかった(迂闊でした)ため、東日本、西日本の経験から「サーキット付属の駐車場か何かでやるのかな?」と思っていました。まっさかサーキットをそのまま走らせないよね、と。がしかし前日のミーティングでその「まさか」であることが判明。
 SPA直入のオンロードサーキットは全長1,430m、コース幅は10〜11mmあり高低差は21.2m、ホームストレートは420mと小振りながらも起伏に富んだコースです。何より前回2回の"特設会場"と比べると申し訳なくなるくらい舗装が良く、これを2周するのですから圧倒的に"お得"なコンディションです。


 左:メインストレートは迫力の加速感。右:コーナリングの醍醐味も満喫。

コースに目をやると昨日のディスカッションの成果が現れています。第1コーナーや第4コーナーのアウト側や奥のエアピン、最終コーナーの入り口など、コース幅がパイロンで規制されており、試乗感を損なわないようにしながら進入ラインを絞って無理な走行を抑止する絶妙な設定となっています。
 部分的に規制されているとは言え充分な幅を持つコースですし、タイヤのグリップ感も良好なので試乗している人たちは伸び伸びとライディングを楽しんでいます。しかもさほど混んでいない!'07 R1はさすがに順番を待つ人垣ができますが、それでも試乗車自体が多いため4回待ち(1回だいたい5分くらい)程度で乗れます。他の機種もおおむねそのくらいの待ち時間なので、特定の機種だけ混雑することがなく、何度も繰り返し試乗ができました。

 リポーター自身も今回は「乗る方も取材」すると理由をつけてヘルメット持参で来ていたので数台のマシンを試乗することが出来たのですが、とにかく試乗コースの良さがダントツ。リーンしてコーナーを曲がって行く感覚も路面の良さからかなり深いところまで楽しめましたし、最終コーナーを抜けてカキーン!とフル加速に挑戦してみると実に170km/hくらいまで出るのです!公道はもちろん、東日本・西日本の試乗コースでもこんな加速は無理でしたからね。
 いやホント「この試乗会は逆の意味で反則だろ?」と笑いがこみ上げる中でずっと思っていました。これだけ気持ち良かったら誰だって新車を買っちゃいそうでしたもん。


 左:ご存知難波さんの佐藤選手を迎えてのトークセッション。右:駐輪場、満杯。

さて伸び伸びと試乗が続けられている中、特設ステージでは「ヤマハと云えばこの人!」難波恭司さんのトークセッションが開かれています。新型YZF-R1をはじめとした'07モデルの「ここが美点!」の解説、そして先日初優勝を果たし勢いに乗るジュビロレーシングチームの佐藤裕児選手をスペシャルゲストに迎えたレース談義など、楽しい話で会場を盛り上げます。
 最後はお約束のジャンケン大会、そして佐藤選手との握手会など特設ステージの方も大盛況でした。

 午前中の試乗会が終了する頃には用意したバイク駐輪場はほぼ満車状態。1時間のマシン&コースチェックの間も天候に全く不安はなく、リポーターは昨日撮り残したマシンの追加撮影をホームストレート上で行なうなど取材の方も順調に進み、午後の試乗会に突入しました。
 三々五々帰途につくバイクが増え始め、駐輪場が既に空き始めていることに気がついたのは、午後になってしばらくしてからでした。まだ早いのに…と思いましたがSPA直入は大分市街、博多市街などからはバイクでも2時間以上かかる道のりです。帰りの体力をちゃんと計算して無理をせず、お目当てのマシンに試乗してさっと帰る、そんな賢明な参加者の姿が見て取れました。


 左:親子でタンデム試乗、それもサーキットでってなかなか無いよね。
 右:このFZ1以外にもFJR1300AS、XV1900Aなど様々な機種でタンデム試乗されていました。

それゆえ後半、試乗は文字通り乗りたい放題で、最後まで試乗をされた方はもう充分に走行を堪能されたことと思います。試乗会の予定は午後4時まででしたが時間を30分繰り上げ、3時30分で試乗会は終了。東日本(神奈川・大磯)、西日本(大阪・舞洲)、九州(大分・直入)と3つの地域で開催された2007年のニューモデル試乗会はここに無事終了となりました。3会場それぞれにご参加頂きました皆さま、誠にありがとうございました!

 それにしても全ての会場を見ている身としては、ここ九州会場の良さは抜群でした。可能ならば東日本、西日本方面からでも頑張って九州に来て欲しいと思ったくらい。実は西日本会場でインタビューをしている際に「大阪もサーキット貸し切りでやって欲しい」という意見があったのですが、取り敢えず来年は九州の試乗会に参加する!というのも良いのではないでしょうか。リポーター自身「また来年も来たい!」と思います!


 左:くつろぐ人たち。右:試乗を終えて帰途につく人たち。




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