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天候に不安を抱える 西日本会場

プレストコーポレーションの2007 ニューモデル試乗会月25日の東日本会場・大磯は、台風か?というほどの風雨に見舞われ、12時を過ぎてから何とか天候の回復により試乗会を行うことができたものの、ニューモデルのパワーやハンドリングを存分に味わって頂くというレベルでは到底なくフラストレーションの溜まる試乗会となってしまいました。
 その翌週となる2番手、西日本会場。先週の不運を拭い去ろうとスタッフは気合いを入れて週末を待ちました。しかし天気予報サイトなどを見ると大阪地方は週末天候が崩れる、と出ていて、前週の状況が頭をよぎります。
 開催に不安があるなら同じ轍は踏みたくありません。参加者の皆さまに出来る限りリアルタイムで試乗会の進行状況をお知らせするべく、現在リニューアル工事中のプレストオフィシャルサイトに、急遽会場情報のコーナーを設けることになりました。出先からリモートで書き換え作業ができる仕組みを作り、その大阪会場から直接情報発信するようにしたわけです。また携帯電話で確認できるように簡単な携帯サイトも作成し、準備を整えました。

試乗会前々日23日には運営スタッフが現地入りして会場設営に取りかかります。翌24日、この日は販売店様向けに隣接する舞洲アリーナにて説明会と試乗会が行なわれました。天候は薄曇り、汗ばむくらいの陽気です。このまま天気が保ってくれれば…と思ううちに会は終了。路面の清掃など片付けをして翌日の"本番"である試乗会に備えます。
 スタッフ全員で食事に行き、さらにスタッフのS木さん曰く「大阪に来たら絶対これですよ!」という道頓堀の…、名前は忘れましたが、えっらいケミカルテイストなラーメンを食べて宿泊するホテルに帰る道すがら、微かに雨が降り始めました。
 戻ったのは午後10時半。すぐに天候を確認すると午前3時から明け方にかけて淡路島から大阪に向い長く厚い雨雲が伸びてきてまとまった雨になる、との予測がなされていて大いに凹みます。

7時くらいには止むらしいものの、路面が濡れていては充分な試乗は出来ないかも知れません。不安に駆られながら「お知らせ」に

    大阪は現在、雨粒が落ちてきています。傘をさすほどでもないホントにかすかな雨、ですが。 もう降るなら降るでとっとと降って朝までに晴れてくれると嬉しいのですけれどもね、朝までに変化があれば随時情報をお届けします。(3.31/22:35)

と書き込んでからベッドにもぐり込みました。

次に目を覚ましたのが午前4時を少し過ぎた頃。恐る恐るカーテンを開けて外の様子を伺うと、おや?!雨は降っておらず、路面も濡れてはいるものの水がたまっているような状態でないのが分かります。
 すぐにネットで検索してみると、どうやら来るはずだった雨雲が北にズレたために土砂降りを免れたようです。とは言っても北部(兵庫)の山側が雨なら南部(和歌山)もまた雨で、大阪がたまたま雨雲の隙間になっているだけとも言えます。
 このあたりから約1時間くらいの間隔で雲の動きをにらみながらオフィシャルサイト上で状況のアナウンスを始めました。6時の時点での"読み"は、8時の受付開始では雨に降らないものの路面はウェット、そこから徐々に路面が乾き午前中の走行が終わる間際がベストコンディションで、午後からは再び雨が降り出し雨中走行になる、というもの。
 「お知らせ」には

    午前3時現在、雨は大阪南部で降っていますが雨雲は東に移動しており、今後6時間の雲の動きの予想では会場付近が本格的な降りになる可能性は少ないようです。予定通りの試乗会開催ができそうです。(4.1/4:00)

と書き込んで出発の準備に取りかかりました。

午前6時、ホテルのロビーに集合!タクシーに分乗して試乗会会場に向います。雨は上がっていて走行している阪神高速道路も路面は半分乾いている状態。「これなら大丈夫かも」と思って現地に到着してみると…。
 何とコース最後のカーブ部分の水はけが悪く丸ごと大きな水たまりになっていて、先に来ていた設営スタッフが必死に見ずにかい出している状況です。これはこの水たまりを何とかしないと試乗会は始められません。
 このありさま。

 そこで「お知らせ」に書き込んだのが

    会場の雨は既に上がっていますが、昨夜の雨でコース上に大きな水たまりが出来ていて、現在排水作業を行なっています。 このため受付開始が若干遅れる場合があります。予めご了承ください。(4.1/6:46)

というもの。午後はまた降る、と予想しているわけですから開始が遅れればそれだけ路面の乾きも遅れ、コンディションの良い時間が本当に限られる事になってしまいます。早く来過ぎても駄目だし遅くては雨に降られる恐れがある、と非常に「お知らせ」が出しづらい。

そうこうするうちに何とか水たまりを外に掻き出し、先導車による試験走行が始まりました。4台のFZ1がゆっくりと周回を重ね、コース状況をチェックしていきます。と云っても水たまりはまだこの有り様。飛沫を蹴立てて立ち上がっていく感じで、試乗がいつ開始出来るかはもちろん、開始したとしても当面はスロー走行にならざるを得ないのは明白です。

 水しぶきを立てて進む試験走行。

またこの時点(まだ7:00過ぎ)で熱心な参加者が既に来場していて、ウエイティングスペースでのコーヒーサービスを受けていたりもしたので、いくら「遅れる場合があります」とアナウンスしたとしても呑気に待たせ続けるわけにもいきません。進行スタッフのストレスは更に高まります。

最初のスケジュール通り8時から試乗を開始、但しスロー走行で試乗会を開始すること、と決まったのが、7時40分過ぎ。慌ただしい準備の中で路面と空とパソコンのモニタを見比べながら、西日本試乗会がスタートしました。
 左:受付開始を待つ長い列。 右:予定通り試乗会開始。路面はまだウェット。

ホームページ用に写真を撮ったり、来場者にインタビューしたりと別の作業もやっていたのであっと云う間に1時間が過ぎ、時間は既に10時近く。繰り返し通るマシンによって、コースは1本の筋を引いた様に路面が乾いて大分状況が好転してきました。
 そんな中、取材の合間でようやくスタッフブースに戻り、パソコンをインターネットに接続して天候を確認してみると、淡路島から大阪湾にかけてど〜ん!と新たな雨雲がのして来ています。思わず窓から顔を出して西の空を見上げると、彼方に明らかに黒い雨雲が出ているのが見えます。このままでは午前中最後まで天候がもつかも分かりません。
 ここで出した「お知らせ」は、

    一部にウェットパッチは残るもののだいぶ乾いてコースコンディションが良くなり、本来のペースで試乗会をお楽しみ頂けるようになってきました。来場者も増えて順番待ちの列が伸び始めています。しかし天気予報ではこの後昼頃再び雨との予測が(T_T)。試乗ご希望の方は早めにご来場頂いた方がよろしいかと思います!(4.1/9:44)

というもの。とにかく乗りたいんならみんな、早く来て〜!という思いでした。

天候に対する切迫した不安とは裏腹に試乗会自体は滞りなく、順調に進行していました。人気の新型YZF-R1は希望者が多いものの、試乗車自体も多く用意されているのでさほど待つことなく乗る事ができます。
 周回を終えて戻って来た参加者は足早に再び順番待ちの列に並びます。同じ機種を何度も乗ってみる人、R1とR6を交互に何度も乗り比べてみる人、端から順番に試乗してみる人などそれぞれですが、このあたりは試乗会全体の定員を決めて開催している事が功を奏していると言えます。

 左:1列ずつ間隔を置いてスタート。 右:タンデムでの試乗もできます。

乗り疲れてちょっと休憩される方にはライダーズサロンが用意されています。ここには4台のモニタにつながれたPlayStationで「ツーリストトロフィー」が自由に楽しめる様になっていました。…が、あまりやっている人を見かけなかった気が…。
 そりゃあ目の前に「リアル」なマシンが並んでいて自由に乗れるのですから、ゲームどころではなかった、というのが正直な所かも知れませんが。

さてそうしているうちに時刻は昼に。12時から1時の間はマシン&コースチェックのため試乗は一時中断ですが、ここでパラッと雨粒が落ちてきました。これは午後は雨か?とヒヤヒヤしましたがすぐに止み、何とか持ちこたえている状態。
 ここでヤマハと云えばその人、難波恭司さんのトークセッションが開かれ、新型YZF-R1の注目ポイントや全日本で活躍するヤマハライダーの紹介など、楽しい話が繰り広げられています。

 左:ツーリストトロフィーのプレイが可能。でもここ来てゲームって人はあまりいない。
右:難波さんとMC恩田によるトーク。「バイクの楽しさ」を強調されていました。

午後1時の試乗再開に向けて書き込んだ「お知らせ」は

    現在12時43分、あと20分弱で午後の試乗が始まります。午前の試乗終了間際にパラッと雨粒が落ちてきてヒヤリとしましたが、何とか天気はもっています。ただこの後の天気は予報を見る限り雨雲の到来がありそう。参加登録をされていて様子を見ておられる方、決断はお早めに!(4.1/12:43)

 予測では常にもう少しで「降る」と出ているのですが、雨雲が会場付近"だけ"を避けていく感じで奇跡的にコンディションは保たれています。
 1時に試乗が再開されましたが、それと分かるほど急に気温が下がりました。ついに降るのか?残るはあと2時間です。
 さすがに参加者も雨を気にしたのか午後は若干人数が減り、それこそ乗り放題状態。一人耐久レースか?と思うほど、繰り返しず〜〜っと乗っている人もいます。路面も完全にドライとなっていて雨が降らなければこれはこれで"おいしい状態"。
 そうした雲の流れや厚さ、風の匂いなど、いつ降り出しても不思議ではない状況でさらに1時間が過ぎようとした時、再び雨粒が落ちてきました。雲の予想図を見ると北側に雲の一部がかかって雨になっている様子。ここでの「お知らせ」は

    受付終了まであと1時間を切りました、もうちょっとなんですが僅かに雨が落ちてきました!微妙なところですが…まだ、まだ!試乗は可能です。但し状況によっては途中で試乗が中断、そのまま終了となる場合もありますので予めご了承ください!(4.1/13:43)

    さきほどよりパラパラと雨が降り始めていますが、路面が暖まっているのでまだ急激な状況の悪化はありません。あと10分で受付は終了、3時で西日本会場の試乗会も終了となります。今会場に向かっておられるかた、お急ぎください!(4.1/14:20)

と、書き込んでいる担当者が一番慌てているのが文面からも見て取れます。ホントここまで来たら最後まで無事に終わらせたい!という一心でした。

2時30分に新規の参加受付を終了、3時の時点で順番待ちをしている人まで試乗して頂き、3時20分に最後の周回を終えて2007 プレストニューモデル試乗会 西日本会場は無事終了〜!
 転倒などの大きな事故もなく、ヒヤヒヤしながらも充実した試乗会となってスタッフ一同ほっと一安心でした。

さて4月15日は2007 プレストニューモデル試乗会最後となる第三会場、九州SPA直入。今度こそ天気に気を揉む事のない、スカッとした晴天を望みたいところです。九州へ参加の皆さまお楽しみに!

 左:裏方はパンクの修理など意外に大忙し。右:S社長。忙しいのに終始ニコニコ、楽しそうです。




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