ホームプレストマガジン > 難波恭司のおでかけ★YZP&PRESTO Racing report
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納車♪ '03 YZF-R1

新車って緊張しますね・・・。レーサーの開発テストでもNEWマシンは心踊る心境ですが、ストリートバイクだって全く同じです。届いたバイクをチェックしてエンジン始動する時も、何だかこれから長い付き合いになる事など想像しながらスターターボタンを押す心境は、ちょっと大袈裟でしょうか? そう、難波さんはこれから’03YZF−R1との生活が始まったのです。おでかけインプレッションも気まぐれで入れちゃいますので、ユーザーの方も御意見下さいね。何よりしなくちゃならないのが「慣らし」って奴でしょうか・・・。レーサーの場合2ストローク・エンジンならばサーキット数ラップ程度。4ストローク・エンジンならばエンジン・ベンチで済ませてあるので駆動系のチェック程度なのですが、ストリートバイクでは勝手が違います。長い間快適に付き合うつもりならば、それ相応の手順を踏んであげたくなるのがユーザーってものでしょう。最近のバイクは精度が上がっていて必要ない・・・とも言えますが、機械製品である以上、各部の「馴染み」に関して無神経ではいられないのは、多くの経験が実証しています。そうは言ってもあまり神経質になってしまうのも楽しくない ので、精神衛生上?ほどほどに行なう事にしました。

最初は徐々に・・・

まずは走行せずアイドリングで暖気。当然ですが水温をしっかり上げました。ラジエターの冷却ファンが作動する事で各部の温度が上がった事を確認し、エンジン内の各部が熱による膨張、そして設定されているクリアランスに落ち着く事で馴染みやすくなる事を狙います。その間にタイヤのエアー・プレッシャーやドライブ・チェーンの遊び、スロットルやクラッチ・ワイヤーへの給油確認など、すべての操作箇所の作動確認が私流のセオリー。
今回の筑波へ移動する前に、お約束のポジション調整や長距離移動する事を想定したチェックで近場をショート・ツーリングしました。何しろ高速を使っての400km弱を一気に移動ですから、途中で不具合を感じたくないですからね。しかしそのポジションは前傾姿勢・・・そう挑戦的であり挑発的なポジションは長時間のライディングに不安が隠せません。その不安も確認したかったのですね。ところが意外にも?以前に負っている怪我の後遺症で、稼動域が少ない右手首を除き不具合を感じません・・・。これは計算外。クラッチ、ブレーキレバーの角度や遊び、シフトペタルの高さ調整やブレーキペダルまでも微調整している事が幸いしたのか♪長時間でも耐えられる様子。これなら筑波だってSUGOだって大丈夫・・・かな?なんて一安心。

慣らし慣らし・・・心も鳴らし?

筑波サーキットまでの道のりは東名高速道路がメイン。車の流れに逆らわず?じっとタコメーター回転数と「にらめっこ」しながら、時折メーター横のセレクト・スイッチを「いじって」はオドメーターにしたり時計表示にしたりする事で逸る気持ちを紛らしていました。
走行距離が伸びる毎、徐々に使用エンジン回転数を上げて行くのは、これから楽しくなるはずのR1との時間を想像させてくれるような、そして待ち遠しいような感覚を与えてくれていますが、とりあえず1000km走破を慣らしの目安に設定。計算上は筑波から帰る頃予定終了である事から、来週は更に気持ち良く「ドッカーァン♪」と行けるのが楽しみで楽しみで・・・。

サスペンションは・・・

以前少しだけ試乗した事があったのですが、その時の印象はフロント・フォークといい、リア・サスペンションといい実に良い動きをしていて、細かい路面のギャップ追従性など本当にフリクション・ロスを感じず、とても高いクオリティを感じていました・・・が、何故か今回はイマイチ?!前回のYZF−R6でも感じたようなゴツゴツした硬さというか、フリクション・ロスとも言える渋さを感じてしまったのです。こういった乗り味はタイヤとの関連が強いのですが、エアー・プレッシャーを含め全てSTDである事からちょっとセッティング変更へと・・・。
リアに関しては許容できるレベルだったので、フロントだけ減衰力を抜いてみました。これは伸び側を主体に減衰力を弱め、そして圧側も少し抜く方向へ徐々に試して行く事でフィーリングの向上になりましたが、それでも以前のようなレベルに達していないので「初期の渋さ」ではないかと思われます。結局減衰力を「かなり」弱めた状態でしばらく様子を見る事に。
そして今回の「筑波ツアー」中、最初に感じていた渋さが予想通り徐々に無くなっていく事が確認できました♪ 特に筑波到着あたりで感じたのですが、路面の轍や補修の跡による継ぎ目など、サスペンションには辛い状況が大きく改善されている事が分かりました。やはり初期の渋さだった様です。しかし個人的には「サクサク」動くサスペンションは大好きなので、渋さが軽減されたフロント・フォークと、標準より抜いてしまった減衰力がフィーリング良く感じ、しばらくこのままで良いと思ってます。

いよいよ♪

実は近々ショート・サーキット走行も予定もしているのですが、多分そんなシュチエーションでは減衰力が欲しくなるので、STDベースに「いじって」みようかな? そうだ、明日はエンジンオイルとオイルエレメントの交換でリフレッシュ♪ お気に入りの「MOTUL」で、いよいよ「ドッカァ〜ン!」を味わいたいと思います。これで次回の鈴鹿が楽しみですね・・・あっ!くれぐれも雨は「お持ちにならぬ様」御願い致します。

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[update:2003/05/14]

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フロント圧 (コンプレッション)
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フロント伸び (リバウンド) 側
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リア伸び (リバウンド) 側
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感動! 4輪並みの明るさ

難波恭司プロフィール

1963年3月8日生まれ
'81 18才で草レースを始める/'83 ノービスライセンス取得/'85 鈴鹿4h耐久レース 3位/'86 国際A級昇格 ヤマハ契約/'87 TZ250の開発テストに携わりながらレース参戦始まる/'92 ファクトリーマシン TZM250開発テストに携わる、全日本選手権 初優勝 250cc/'96 GP500マシン開発テスト携わる/'98 代役としてWGPのGP500へ年間 5戦参戦 鈴鹿では予選2位 決勝5位/'02 現在はモータースポーツ普及活動など、モーターサイクルの「伝道師」として活動中。特に今年は'07YZF-R1でレース参戦を計画中。
ライダープロフィール

中冨伸一 (なかとみ しんいち)

1978年 10月 30日(24歳)血液型 A 型
'96年: 九州選手権 GP250ccチャンピオン/'97年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング15位/'98年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング11位、西日本エリア選手権 GP250ccチャンピオン/'99年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング4位/'00年: 全日本選手権 国際A級GP250ccチャンピオン/'01年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング11位/'02年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング8位