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Nanba with '03 YZF-R6.JPG

ヤッホー! '03 YZF-R6

今回の相棒はデリバリー間もない'03 YZF-R6。 まだ見た事ない人も多いのでは?私も乗るのは始めて♪
ツアラーとしては心配なポジションであるものの、比較的距離の近い鈴鹿なので気兼ねなく出発…しようと荷物を積もうとしたら…ないんですね。
そう荷物を積む手段が。
いや、そもそもスーパースポーツで大きな荷物を積む事がナンセンスなのは分かっていましたが、いつもの癖で…。
仕方なく背中に背負って旅立つ事にしました。 (こんな事なら荷物を軽量化しとけば良かった…) 詳しいスペックは、ホームページ内の「ラインナップ」から。

初のインプレッション

エンジンは典型的な高回転高出力タイプなのは当たり前。
何しろレースを前提として開発されている、現在では一番ホットなモデルと言えますからねぇ。
が、今回の移動中20kg(たぶん…)もオーバーウエイトにも関わらず、軽快に感じるハンドリングは兄貴分YZF-R1にも通じる部分であり、このシリーズの「売り」でもあります。
特にフロントの印象に特徴があり、「まるで自分の伸ばす手がフロント・アクスルを掴んでいる」ようなダイレクト感が、自分の意志通りに反応してくれる安心感を与えるのかも知れません。

私は始めてのバイクで走り始める前、タイヤの空気圧チェックと必ず自分なりのライディング・ポジションを確認します。
これはバイクを意のままに操ろうとすれば必須であり、すべての操作がどんなシュチエーションでも可能な位置である事を確認します。そしてそれは操作に正確性を求めるからですね。
今回はブレーキとクラッチ・レバー程度でしたが、もしハンドルの角度が変えられるシステムがあれば、もう少し下がってない状態を好むところです。そもそも過去に手首のダメージがあるからですが…。

ところで…、カタログ馬力「120PS」はホントです♪

いや決して試した訳じゃないですが…ん?!
ちょっと前の2ストローク・スーパースポーツのように、二次曲線的(高回転になればなるほど力強く)な特性もあり、ついついその魅力的な領域が手招きをしているようで…。
タコメーターで9,000rpmを過ぎ9,500rpmに達すると本領発揮。後はシフトアップを促すインジケーター・ランプに頼るのですが、これはサーキットでの話し。
一般道でタコメーターを頼りにシフトアップしてたら危険なスピードに達してしまいますからねっ!

それとは別にとてもフレキシブルなエンジンである事も体感できました。こんなに高回転を好むエンジンなのに、2,000rpm以下でのスロットルに対しても柔軟な反応を示すのは、例の「サクションピストン併用インジェクション」の恩恵であるのは間違いないでしょう。
以前のモデルからより高回転仕様へとスープアップされているのは、スロットルボディーの大口径化が物語っています。 当然スロットル全開での高率を最優先しハイパワーを獲得しやすくしてあるのですが、その半面低回転域でのラフなスロットル操作にスムーズではなくなったり、まともな加速に移れなくなる傾向があります。これが全くない! 試しに6速2,000rpm以下で急激にスロットル全開にしても、何の問題もないように加速し始めます。普通なら奇麗な燃焼にならず、イキツキを起こしたりギクシャクしたりするもの。
勿論満足な加速はしませんが、どんな状況でも嫌がらないエンジンには驚かされましたね。
そして常用域も4,500rpm以上であれば納得行く反応があるので、ストリートのスピードでもストレスはなく、もしあるとしたら自制心を押さえるストレスでしょうか?

個人的に…

装着されていたミシュラン・タイヤも良いバランスであり、特に心配していたウエットのパフォーマンスも合格点。
たとえ雨の中、ホイール・スピンをしてしまってもグリップを取り戻そうとする感覚があり、実際グリップを取り戻した瞬間◯イリーしてしまうくらいですから心強い気がしました。でも一般公道のウエットでは充分余裕を持ったライディングをね…。

サスペンションは前後の動きも良いのですが、ちょっと固めに感じました。
新車という事もあるかも知れませんが、やはりサーキットのスポーツ走行を意識している為でしょう。
個人的には前後とも伸び減衰力を少し抜きたい感じでしたが、もう少し様子を見てからでも良いかな。
路面の凸凹に対してもう少しソフトな方が好みなのですが…。
私はいつも新しいバイクを手に入れると、まず出荷時の状態で数1,000kmは走り、いろんなシュチエーションを試してから自分好みのバランスを模索します。私のバイクライフでは、サーキット走行10%ワインディングとストリートが20%、残りは高速の移動となりますから、一番使用頻度の高い状況を快適にしたくなるのですね。
この'03 YZF-R6は、やはりサーキットなどを「こよなく愛するタイプ」なので、それなりの使い方や楽しみ方をするには良いアイテムだと思います。
何しろ「その気にさせる」性格の持ち主ですからね♪

しかしこのバイク…リアアームの造形が「す・て・き」。一体成形である新技術「CFダイキャスト」は微妙な曲線を醸し出し、その表面仕上げも溶接が無いので「ツンツルリン」…(気分を害した方…失礼)。
こういったクォリティーの高さを感じるパーツは大好きですから、どんどん導入して欲しいものです…が、コストもヨロシク?!

今回は往復約400kmと鈴鹿峠襲来?!でしたが、高回転型のエンジンのくせに思ったよりも燃費が良く、このあたりインジェクションの効果が出ているのでしょう。
高速道路は交通の流れをリードするくらいのペースで20km/lと、峠道を含む高速道路で18km/l程度でした。ガソリンタンク容量が17リットルなので満タンの高速道路を300km程度は走れる事になりますね。
そして感心したのがメーター類に関する事ですが、最初燃料コックを探してもなかったので、インジェクションだから給油を告げるランプだけでいいのか…と思ったところ、何とその給油ランプが点くと示していたはずのトリップメーター、もしくはオドメーター(とにかく現在の走行距離を示すもの)が「0km」を示し、ランプが点灯してからの距離表示に変わるのですね♪
これには驚きました。自動車で採用されている便利グッズなのですが、あと何キロくらい走れるか瞬時に分かるので安心できます。
今回はランプが点灯して直ぐにガソリンスタンドへ。
入った量は13リットル。
という事は、ランプが点灯するとガソリン残量は約4リットルという事。
高速道路ならば約80kmでガス欠…いや、そんなに無理して走らないでください。
一応参考程度にね…。

やっぱり楽しまなくっちゃ!

今回のYZF-R6。
やはりサーキットで走らせてみたいですね♪いつか走行会なんて企画しちゃったりなんかしちゃったりして?!
その前に、ここを訪れて下さっている方達とショート・ツーリングの企画が進んでいます。
もうすぐ公開される予定ですからお楽しみに…。
春の訪れと共に、一緒にバイクライフを満喫しましょうね。
おっと、関係者の方も Welcome ですから、お近くの企画には是非ご参加お待ちしていますよ。

驚きの事件…

国道1号線を走っていた時、私のYZF-R6の前に2台の乗用車があり、そしてその前には「身長よりも遥かに大きいサイズ」のタイヤで走る「クレーン」車がいました。
と、ごく普通の何気ない風景。
私は特に急ぐ訳でもなく路面の轍に対するフィーリングを見ていたその時!大きな爆発音が…。
この時期「テロ」など少しは心配している状況でしたから、かなりドッキリ。
見ると周囲5mは白くなったクレーン車が、ガタガタ車体を震わせスローダウン。
そう、巨大なタイヤのバーストでした。
直ぐ脇を走ってなくて良かった〜。
ましてすり抜けなんてしているタイミングだったら、きっと心臓まで爆発してたかも知れませんね。道路では何が起こるか分からないので、常に集中してないと駄目ですね。長距離ツーリングへ向けて、体力、精神力だけでなく心臓も鍛えておかないと。
次は5月11日の筑波だね♪

「いよいよ開幕!ホロ苦さを味わった第一戦」にもどる

[update:2003/03/25]

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4灯のように見えるヘッドライト
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造形が「す・て・き」
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嬉しくなっちゃうメーターパネル
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バネ下の軽量化は大切

難波恭司プロフィール

1963年3月8日生まれ
'81 18才で草レースを始める/'83 ノービスライセンス取得/'85 鈴鹿4h耐久レース 3位/'86 国際A級昇格 ヤマハ契約/'87 TZ250の開発テストに携わりながらレース参戦始まる/'92 ファクトリーマシン TZM250開発テストに携わる、全日本選手権 初優勝 250cc/'96 GP500マシン開発テスト携わる/'98 代役としてWGPのGP500へ年間 5戦参戦 鈴鹿では予選2位 決勝5位/'02 現在はモータースポーツ普及活動など、モーターサイクルの「伝道師」として活動中。特に今年は'07YZF-R1でレース参戦を計画中。
ライダープロフィール

中冨伸一 (なかとみ しんいち)

1978年 10月 30日(24歳)血液型 A 型
'96年: 九州選手権 GP250ccチャンピオン/'97年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング15位/'98年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング11位、西日本エリア選手権 GP250ccチャンピオン/'99年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング4位/'00年: 全日本選手権 国際A級GP250ccチャンピオン/'01年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング11位/'02年: 全日本選手権 国際A級GP250ccランキング8位