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グリッドは後ろから眺めるもの

始めまして・・・というのも変な感じですが、今年から「PRESTO CORPORATION」とYSP ショップのご協力を得て「R2-1全日本選手権」への参戦となり、ついつい張り切ってしまいそうな「難波恭司」でございます♪ レース後のレポートをお送りしたいと思いますので、今後ともよろしく!! で、是非皆さんもサーキットまで応援に駆け付けて下さいね。ライダーの「吉川和多留」「辻村 猛」共々お待ちしていま〜す。

さて、全日本が山口県「MINE」サーキットで開幕したと思ったら、次の週は東北地方、宮城県「スポーツランドSUGO」でのワールドスーパーバイクSUGOラウンドと、移動だけでも大変なスケジュールが続いたのでした。

全日本開幕戦 MINE では、今年から「プロトタイプ」クラスも混走する事となり、MOTO GP クラスのマシンと同一レースを戦わなくてはならない、とても複雑なレースとなっています。でもレース名称は「スーパーバイク」なので、とりあえず選手権のメインはこちらサイドだと納得しているつもりですが・・・。実際のポイントやレース賞金はプロトタイプ・クラスは賞典外となっているので、ライダーとしてもちょっと複雑な心境なのは仕方ないかな? 吉川和多留選手と辻村 猛選手はスーパーバイク・クラスにファクトリー YAMAHA YZF-R7で参戦。 シリーズチャンピオンを目指します!マシンのカラーリングは「'02 YZF R1」をイメージして、精悍な強さを醸し出しています。 これも一度サーキットへ足を運んで見て下さい! カッコ良いですよ♪

MINEではスーパーバイク・クラスで辻村猛選手が2位、吉川和多留選手が3位と、揃って表彰台を獲得し、まずは新生「YSP レーシング& PRESTO」チームとしてはまずまずのスタートが切れました。レースはなかなか思うように行かないもの、マシンの状態やセットアップの状況、そしてタイヤの選択やライダーの精神状態などとても多くの要素が絡み合っています。もちろん相手との争いでもありますし、どれだけ自信を持ってレースのスタートが切れるか? というとても人間臭いものでもあります。そういった厳しさの中でライダーが集中力を発揮し、興奮や感動を与えてくれます。一度でもレースでの感動を味わってしまったら、もっともっと欲しくなるのが人間の心理でしょうか・・・いわゆる「ハマッて」しまう状況なのですね。かく言う私も「ハマッて」しまった1人かも知れませんが、オートバイで感動して20年以上経ち、気が付いたら人生の半分以上はバイクとの生活が続いています。数々の経験もして時には痛い目にも逢いましたが、止められないでいるという事は普通の人以上にハマッてしまった? 人なのかもね・・・。

話が直ぐに脱線気味になってしまいましたが、何とか無事にMINEを終えてWSB-SUGOへ移動しました。移動した日は気温26℃と暖かかったのですが、翌日から16℃前後と強風に見舞われ、この時期では当たり前の気象状況に逆戻り。心配なのは週間天気予報が語る日曜日の雨・・・。このWSB Round 4 は「PRESTO CORPORATION」が冠スポンサーで、チームスポンサーでもあるレースですから士気も高まった状態で望んだのでした。

しかし、初日から転倒者続出! カワサキの井筒選手も転倒で左腕にダメージを負ってしまい不参加決定。コースのあちらこちらで餌食になってしまったマシンとライダー達。ここSUGOの攻略はコーナースピードが大切なのですが、先に言った強風の影響で路面温度も低くなりがちで路面グリップが安定しにくいのです。 良く知っているはずの芳賀選手も数度転倒、地元日本での1勝を期待されていただけに怪我を心配されていました。

そして迎えた御存知「スーパーポール」。 予選上位16人で、1人づつのタイムアタック大会! サーキッド中すべての人がたった1人に釘付けで見守る中、わずか1周だけ与えられたタイムアタックに望んでいくのは本当に緊張感が漂います。そんな中、ふたり目のアタックとなった辻村選手は、この週の自己ベストを更新する力走で私達を沸かせてくれました! そして吉川選手も・・・タイヤの初期グリップに不安があったので無理できず、辻村選手に続くスターティング・グリッド獲得となりましたが、ほとんどのWSBライダーには「Qタイヤ」と呼ばれる「予選用超ソフトタイヤ」を使用してのアタック。ワイルドカード・ライダー(特別に参加できる自国ライダー)には通常のタイヤしか使えなかったので、それを考えると充分なパフォーマンスだったと言えるのですがねぇ・・・。

レースは1000ccエンジンの圧勝・・・が最近の流れのようです。とても悔しいのですが、排気量に勝るパワーアップを望みたいところ。 しかし4気筒マシンのエキゾーストノートは魅力があると思うのですが、せめて同じ排気量ならば決して負けないのに・・・と思いました。 YZF-R1も '02で大きく変わった事だし、持ち出したくなるのは私だけでしょうか?! レギュレーションの変更も発表されていますが、それは2004年から・・・指をくわえて待て!って事なのですねぇ〜。

結局 Race 1 で吉川選手がスタートを決めた! と思ったら 2コーナー立ち上がりでスライドしてしまい、直後にいた辻村選手もつられてコースアウト気味になり、揃って順位を落とすはめに・・・。 しかしそこから必死の追い上げで、吉川選手は8位、そして辻村選手も同じ750cc4気筒マシンとの激しいバトルを制し10位。スタート後のアクシデントが響きましたが、追い上げはワクワクさせてくれたので興奮しました。

そしてインターバルを置いて始まる Race 2 ではタイヤの選択を変えて望んだようです・・・。が、吉川選手は気持ちが焦ったのか? スタートで痛恨のウィリー・ミス。スタートでのクラッチミート次第では簡単にウィリーしてしまうほどのパワーがあるので神経を使うところ・・・またもや遥か後方からの追い上げとなり、またまた8位までが精一杯でした。 辻村選手は試みたセッティングが合わず、苦戦を強いられていましたが、1000ccのマシン相手に抜きつ抜かれつの大接戦。僅かな差でまたまた10位で終える事となりました。

今回の結果は満足していませんが、2人とも今までの自己レースタイムを上回っており、本番である次の全日本選手権「筑波」への足がかりとなるレースでした。今後も厳しいレースが続くと考えられますが、良い集中力で望みたいと思っていますので、是非皆さんの応援をお願い致します!! 次回全日本「筑波」は5月12日開催ですので、皆さんも筑波へ「YSP Racing Team & PRESTO」への応援に駆け付けて下さいね!!

[update:2002/5/15]

R6もカッコ良いね
スタートっ
気になるタイム
気になるタイヤ
吉川スタンバイ
辻村スタンバイ
MINE表彰台
おまじない・・・

難波恭司プロフィール

1963年3月8日生まれ
'81 18才で草レースを始める/'83 ノービスライセンス取得/'85 鈴鹿4h耐久レース 3位/'86 国際A級昇格 ヤマハ契約/'87 TZ250の開発テストに携わりながらレース参戦始まる/'92 ファクトリーマシン TZM250開発テストに携わる、全日本選手権 初優勝 250cc/'96 GP500マシン開発テスト携わる/'98 代役としてWGPのGP500へ年間 5戦参戦 鈴鹿では予選2位 決勝5位/'02 現在はモータースポーツ普及活動など、モーターサイクルの「伝道師」として活動中。特に今年は'07YZF-R1でレース参戦を計画中。
ライダープロフィール

吉川和多留 (よしかわ わたる)

1968年9月26日生まれ 血液型 A 型
'86 ロードレース・デビュー(18才) S80 クラス/ '90 全日本ジュニアチャンピオン SP750クラス/ '91 全日本国際A級 ランキング9位 F1 クラス/ '92 全日本国際A級ランキング9位 F1 クラス/ '93 全日本国際A級8 位 F1 クラス/ '94 ヤマハワークス入り、スーパーバイク元年チャンピオン!/ '95 全日本選手権 ランキング4位 スーパーバイク クラス/ '96 ワールドスーパーバイク選手権参戦 世界ランキング9位/ '97 全日本選手権 ランキング 4位 スーパーバイク クラス(YZF-R7)/ '98 全日本選手権 ランキング4位 スーパーバイク クラス(YZF-R7) '99 全日本選手権 ランキングスーパーバイク クラスチャンピオン! '00 全日本選手権 ランキング 5位 スーパーバイク クラス '01 全日本選手権 ランキング 5位 スーパーバイク クラス

辻村 猛 (つじむら たけし)

1974 年7月4日生まれ 血液型 A 型
'84 モトクロス・デビュー (10才)/ '87 ミニバイクレース・デビュー (13才)/ '91 ロードレース・デビュー (16才)/ '92 全日本選手権デビュー/ '93 世界グランプリ125ccクラス参戦開始。数回の優勝経験あり!/ '97〜'98 世界グランプリ250ccクラス参戦/ '99 ヤマハワークスにて全日本スーパーバイク クラス参戦ランキング10位/ '00 全日本選手権スーパーバイク クラス ランキング10位/ '01 全日本選手権スーパーバイク クラス ランキング けがの為10位