ホームプレまぐ! > 藤原広喜のエンデューロ参戦記
昨年に引き続き、会場はSUGO、私の職場である。昨年より凄いメンバーが集結するとあって、上司にしかられながらも、エリアを増やし(難易度も少し高めに&距離を伸ばす)。これが裏目に・・・
コースはモトクロスコースを逆周り、キャンプ場のウッズエリア、抜けて大駐車場エリアの全開吹け切りコース、段々駐車場の則面の無重力アップダウン、ブレーキをかけても止まらないウッズの大坂くだり、沢登り、下り、壁、等など、変化に富んだスペシャルテクニカルコースに変身したコースになった。
メンバーはUSAから、ランディーホーキンス氏。チームメイトでUSA最速ライダー ジェイソン、レインズ君の2名。日本からはMX IAライダー全日本MXランキング2位の小池田選手、元ヤマハファクトリーライダーで現監督鈴木健二選手、昨年争った佐合選手など、エンデューロライダーは、今ノリノリの三橋君、木古内常勝中の渋谷君、初め、北海道から高橋君、関西からは柿田君、関東から池田君、石井さん、TOMOさんなど、昨年よりも大変なメンバー、そして常連入賞者達がやって来た。
彼らの走りを見たいが為に、エントリーも、午前の2時間に参加して、午後のAAGPを見ようとするライダーが多かった。その2時間のレースが、朝の冷え込みで凍った路面が災いして、大渋滞となり、ライダーからクレームが出たり・・、そんな混乱する場面を見かけ、主催者ではないにしろ、会場を貸している側として、頭が痛いものである。ウー・・・12月8日に開催される、ヤマハチャレンジエンデューロはこの様な事が無い様にしよーっと。
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気が重いまま、愈々スタートである。でもミーハーな私は、ランディー、そしてジェイソンと、記念撮影である。はいチーズ!

AAクラスのスタートは、くじ引きで選ぶスタイル。昨年同様、くじ運悪く2列目。池田君(通称石毛。元巨人、近鉄の石毛に似ていたから?)の真後ろに着く。「オラオラー石毛!ホールショットで行けよ・・おラー!」と、脅してみる。これが裏目に出てしまったのか?怖気づいたか?周りからワンテンポ遅れてスタートしやがって!こんにゃろ! お蔭様で殆んどビリです。
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まー何とか追い越せ追い抜けで、トップグループの最後尾まで追いつき(とは言っても、トップは見えない遥か彼方)そして一番奥の新しいエリア、土手&沢登りである。朝、昨日のスクールで既に渋滞していた為、コース幅をもっと広げようと、ランディー、ジェイソン、コースセッターの佐藤君と打ち合わせし、広げたはずなのに、狭いままになっていた。「うわー!こりゃまずいんじゃない?」と思いつつ、一番近道のルート。壁にチャレンジ! おりゃー! 気合と共にアタック! しかし・・・あえなく返され、ズルズルカッコ悪くマシンを下ろす。既にヘロヘロである。この場所、藤原返しとでも命名しようかなどと思ってみる。登れないので沢に入るしかねーか・・・沢に入って最後の登り、昨日はTTR90で登って、大受けしたルートにチャレンジ!ここでも返される。1周もしていないのに、体力的に、もう終わっている。とほほ・・・
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なんとか、ラインを見つけよじ登る。
ほっ
やっと1周出来た。トップと6分以上差がついて13位。疲れきっているので、流す(軽く力を抜いて走る)だけだ。体力が戻るまで我慢しよう。

2周目、あの沢はもう渋滞だ。コースを埋め尽くしている。これなら、逆転もありえるかも? あきらめてはいけないのだ。我慢して走っていれば、相手がミスをするかもしれない。ワンミスで2分〜3分費やすので、ありえるかも?と言うことで、藤原返しへチャレンジ!あえなく返され、渋滞の沢の中へ突入!掻き分け掻き分け(本当はラインを譲っていただき)登って行く。これまた、押したり引っ張ったりで、ヘトヘト ヘロヘロである。こんなに疲れたのは、何年振りだろう?もうまともに走れないよ。昨年はマシンがあちこちダメージがあって、大変だったけど、今年は人間のダメージ(体力不足)で、もう大変!ってところだね。250Fだから良いものの、2ストだったらアウトだね。250Fに感謝!
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2周目終わって9分差である。あとワンミスで周遅れになってしまう。まずい・・・
3周目も沢で捕まり、11分差、4周目からは、沢の部分が大きく広がって、壁登りも容易になって、渋滞も緩和され、なんとかまともに周回できる様になった。でも、初めの押しで体力を使いきってしまった私は、挽回する術も無く・・・ついにランディーに周遅れにされてしまった。ガク!(ジェイソンはパンク修理で遅れる) 本当にガク!(1時間で1周遅れってことは3時間で3周?おいおい)
この辺から、醜い争いが、始まるのである。6番石毛くんと、抜きつ抜かれつ、と言ったらかっこ良いが、ミスったら抜かれて抜いての、レースじゃない醜いレースをしている。
このころから、沢の上の方で、スタックが出始めている。ここは渋滞にはならず、何とか動いているといった感じで、すり抜け可能である。今度はここをどう攻略するかが勝敗の分かれ道になった。ノーミスで周回を重ね、何人か抜いて、結局総合7位になった。

1位 ランディーホーキンス ‘03YZ250F
2位 ジェイソンレインズ ‘03YZ250F
3位 小池田 猛 ‘03YZ250
4位 鈴木 健二 ‘02WR250F
5位 三橋 純 CRF450
6位 佐合 潔 CR250
7位 藤原 広喜 ‘02WR250F
8位 池田 智泰 ‘03YZ250F
9位 高橋 政人 ‘02WR250F
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いやー、今回は新たに作った沢のエリアが全てだったね。このエリアを作らなかったら、昨年同様の、レース的には面白い競ったレースが出来たかもね。でも、ギャラリーからすれば、今回ぐらいの難易度の方が、ランディー達との差が見れて、面白かったと思うけど。レースが始まったら、MXコースから人が消えたみたいだから。(みんな山に入って行った)
今回は、すっきりしないレースだったから、12月8日のSUGOのエンデューロ出ようかな。あと、みなさんに報告があります。
来年3月中旬、SUGOのすべてのエリアを使った2DAY'sエンデユーロ開催予定しております。エリアはいつものエリア(7Km)プラス、レーシングコース側裏まで使用。(サーキットは走んないよー)全てのエリアを使用する、(15Km~20Km)楽しいコースになる予定です。年1回のイベントで毎年開催予定しております。乞うご期待!‘03WR250F デビュー戦になります。
よろしくー!

今年を振り返ってみると、調子の浮き沈みが激しかったなー。木古内の初日なんか最悪だったなー。めちゃくちゃ遅いのが分かっても、どーし様も無かったし、でも2日目は前日の絶不調がうそのように、ノリノリ絶好調!でブッチギリだったし。定義では、疲れが溜まって、転倒やら、石が顔面にヒットして、顔を縫ったり。いい年ではなかったなー。今回も、疲れもあったけど、全然遅く、最悪だったね。レース前は、しっかり休んで体調を整えないとね。今回も、会社的には休みになっているけど、結局走っている時間以外は仕事だもんなー。何とかしなければ。とにかく頑張ります。次回(いつかな?)のレポート、お楽しみにー

藤原広喜プロフィール

1962年1月29日生まれ
岩手県一関市出身。'78 高校1年の時にミニエンデューロに初出場で初優勝!トライアルでジュニアに昇格/'82 にモトクロスデビュー/'83 全日本で2回優勝しノービスクラス東北チャンピオン/'84 全日本で2回優勝しジュニアクラス東北チャンピオン/'85〜'90 5年間で国際B級として東北チャンピオンを3回獲得。この間出身地に近い藤沢スポーツランド設立に協力/'91 国際A級昇格。エンデューロに初参加し「日高2Day'sエンデューロ」3位入賞/'93年からヤマハと契約し「日高2Day'sエンデューロ」で優勝。USA BAJA1000に出場するも残念ながらケガの為リタイヤ。しかしロサンゼルスで楽しい入院生活を送る。他にもエンデューロスクール、マーシャル、デモンストレーション等で活躍しながら、ヤマハ発動機販売(株)の普及活動、ライディングスクール藤沢スポーツランドの運営に協力/'95 「ISDE(インターナショナル6Day'sエンデューロ)ポーランド大会」に初出場し175クラス95位で完走/'96 「ISDEフィンランド大会」に出場し昨年同様日本人2名完走、125クラス46位でシルバーメダルを獲得。またアメリカ・ネバダ州で開催された「ペガスTOリノ」では5位入賞を果たす。/'97年、「ISDEイタリア大会」に出場し、125クラス86位でシルバーメダルを獲得/'98 WR400Fの普及の為、(株)プレストコーポレーション及びヤマハとライダー契約を結ぶ/'00 「ISDEスペイン大会」に出場、175クラス65位でシルバーメダルを獲得/'01からはWR250Fの普及の為(株)プレストコーポレーションと契約。またスポーツランドSUGOのオフロード部門に社員として在籍しSUGO 2Day's ENDURO などの運営に携わる/'06 初の日本代表チームとして「ISDEニュージランド大会」に出場、22カ国中15位、個人としてE1クラスで63位シルバーメダルを獲得