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「東京モーターサイクルショー2014に行ってきた」プレストイベントリポート | プレまぐ!
ここ数年、徐々に元気を取り戻し活気を感じるようになってきた東京モーターサイクルショー(東京MCS)、今年も取材がてら、おなじみの東京ビッグサイトまで足を運んだ。
[弓削 時保:2014.4.24]
相変わらずロボチックな逆三角

以前は実はあまり興味がなかった

 最近5,6年くらいは毎年欠かさず観に行くようになった(2011年は震災の影響で中止)が、実はそれ以前…といっても随分昔の話だが、白状すると個人的にはあまり来る機会がなかった。
 理由は当時ニューモデル"情報"好きだった筆者にとっては、メーカーからのニューモデル発表は世界的にも注目されている東京モーターショーでお披露目されることが多いこと、用品やアクセサリーなどを扱う会社や(あまり趣味ではなかった系統の)カスタムマシン展示が殆どで、それほど興味を感じなかったからだ。
 しかしバイク人口の減少と景気の低迷、さらには海外市場の勃興による生産シフトで国内向けモデルは激減し、ニューモデルそのものが少なくなったことや、残ったバイク趣味もより細かく深く枝分かれして多様化することで、そうしたコツコツ続けて来たまさに「趣味的」な面がクローズアップされ始め、かつそうした多様性を楽しめるゆとりが筆者自身にも生まれて来たことが、再び東京MCSに開眼することにつながったのだと思う。
 もちろん東京MCS自体、国内各メーカーのブースは東京モーターショーでのそれを上回るほどの規模になっているし、先に挙げた用品・アクセサリー自体、充実度が桁違いになってきていて、見どころ満点なのだ。

活気が増して回復傾向が一目瞭然

 今回は開催期間の中日である土曜日に新木場駅からりんかい線で国際展示場駅まで行き、そこから徒歩で会場入りした。ひとりのつもりが、バイクはそれほど興味ないがバレンティーノ・ロッシは好きだと云う、たまたま部活も塾もなかった上の息子がついてきた。東京MCSは、未来のお得意様たる中学生まで無料で入場できるのだ。
 国際展示場駅の改札を出てみると、駅前のローターを大型バイクがゆっくり流していたりして(単に道を間違えて迷い込んだだけと思われるが)、いきなりバイクの気配が一杯だ。
 この傾向はここ3年くらいだと思う。2006年だったかに別件で来場した際は、各ブースも小さいし来場者もまばらで駐輪スペースもやや余り気味な様子だったから「随分ひんやりしたショーだなぁ」といささか拍子抜けしたことを記憶している。

 さて会場についてみると、さらに人出が多いことが良く分かる。チケットこそさほど並ばずに買えたものの、入場口には結構な列が出来ていた。これは最終の日曜日の天気に雨の予報が出されているため、皆早めに来たんだな…と、この時は思っていたが、後日、日曜日に来たと云うU子さんによると、確かに雨だったものの会場は大混雑していて、BS11の番組「大人のバイク時間 MOTORISE」のトークイベントも、人が一杯で全然見られなかった…とのこと。
 会場の混み具合は、屋外イベントに行くはずの人が屋内に集中したことも関係するのではないかと思うが、実際、主催者発表を見ても確かに天候の影響は出ていて、来場者数は日曜日がやや落ち込んだことが見て取れるもののそれほど顕著ではなく、会期を通じトータルでは最終日雨のハンディもありながら3%増という結果となっている。出展社数は意外なことに去年の141社から122社に減少していたが、天気が良ければ20%増くらいにはいったのではなかろうか。そのくらいの熱気だったのだ。
左:中央のイベントステージを見下ろしたところ。何かの行列ができている 右:でステージはパスして展示ブースに

気になるアイテムピックアップ

 カタログ集めに奔走(笑)する息子を生暖かく見守りつつ、順にブースを見て回ることにした。
 中央のイベントステージは「仮面ライダー特別展」「カスタムギャラリー」「レディスサポートスクエア」「バイクで旅をしよう!!」などイベントが目白押しでなかなか入場できないほどの盛況ぶりだったので一旦通過して出展ブースに足を踏み入れる。
 最初に見えたのがユピテルだ。四輪車用レーダー探知機やカメラのイメージが強かったが、二輪車用レーダー探知機、ポータブルナビゲーション、ドライブレコーダーと、最近人気の電子デバイス系アクセサリーで存在感を示していた。
 四輪でナビに慣れてしまうと、今や二輪ツーリング時でもポータブルナビは必須アイテムではないかと思えてしまう。反面、いちいち進路を指示されるのを鬱陶しく感じることもあるし、行き当たりばったりに走れるのがバイクの楽しみでもあると思う。移動の手段なのか、乗ること自体が目的なのかでも大きく考え方は違うとは思うが。
左:赤と黒のカラーが目立つブースは巨大なバイク用ナビがデモ中 右:ずらりと並んで実際に触って試せる
 その奥では京商の1/18ラジコンバイク「ミニッツレーサー」をベースにしたカラーリングコンテストが行なわれているのに遭遇したが、何をどうやったらここまで造り込めるのだ?と思うほどベース車のディテールを改変し、80年代のレーサーそっくりに仕上げられたマシンには恐れ入った。
左:ケースに並べられたカスタムマシンについて製作者にインタビュー中 右:その横では実際に走らせているのだが、えらいシャープなコーナーリングだ
 定番のオーリンズサスペンションを扱うカロッツェリアジャパンのブースも発見。MotoGPマシンにも使われているフロントフォークや、TMAX530用新型リヤサスなどなど、ブース面積あたりの製品価格が非常に高いオーラを発していた。
左:MotoGPマシンでも使用していると云うフロントサスペンション 右:TMAX530の底面に装着されたTTXリヤサスをディスプレイ