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「ミルクランドで開催されたPRESTO CAFÉに行ってみた。」プレストイベントリポート
昨年も家族サービスを兼ねた取材で訪ねたPRESTO CAFÉ。今年も初開催となる「PRESTO CAFÉ in 富士ミルクランド」を取材することにした。但し今回は家族サービス兼ではなく、純粋なバイクツーリングとしてだ!
[弓削 時保:2013.4.19]
青空は見えているが並んでいるノボリに風の強さが伺える。

バイクで来たかったのだ

  リポートにも書いたが、前回の「道の駅どうし」での開催の時もバイクで行くつもりでいそいそ準備をしていたのだが、家族の大ブーイングに遭ってやむなく四輪車での参加となったのだった。
  しかも当日の陽気と道中の春の景色の良さと来たら、バイクで来なかったことをずっと悔やみ続けたほどで(もちろん家族を連れてのドライブも楽しかったのだが!)、今回はどうしてもバイクで行きたい!と色々根回しを行なった結果、家族に別の用事が出来たこともあって今回はバイクでの取材ツーリングとなったのである。
  今回開催されたのは富士山の裾野に広がる朝霧高原の真ん中に位置する、富士ミルクランドである。東京からだと東名高速道路をひた走り、富士インターチェンジを降りて国道139号線を真っすぐ北上してトータル約170km、気ままなツーリングならちょうど良い距離だ。
  また途中御殿場で降りて富士の裾野を横断するとか、富士吉田経由で中央道を使って帰るルートなど日帰りツーリングには格好の立ち寄りポイントでもあるわけだ。
  ついでに云うとここから少し西に入った田貫湖畔にある「休暇村富士」や「田貫湖ふれあい自然塾」、さらにオートキャンプ場は以前から来る機会の多いところなので、道にも馴染みがある。
  しかも今回、あるショップのご好意によりTMAX530をお借りして会場に向かえることとなった。会場にはTMAXシリーズのオーナーが各地から集結するとの情報もあるので、熱くTMAXについて語りたくもある(オーナーじゃないけど)。

爆弾低気圧!

  そういう訳で楽しみも倍加して久々のツーリングを待っていたのだが週末、やってきたのは爆弾低気圧である。
  6日から急速に発達した低気圧が大雨と強風を伴って西日本から東進して来ており、開催日である7日にかけて東日本や北日本は大荒れになる見通し、とテレビのニュースも報じていて、挙げ句気象庁から「なるべく外出を控えるように」との呼びかけまで出る始末。
  せっかくTMAX530を借りることができたのに、このままでは走らせる機会もなく中止となることもあり得るかも、と前日は深夜まで天気予報を注視して気を揉んでいたのだが、朝5時過ぎに起きてみると外は曇り空。雨は夜明け前にやんだようだ。
  ネットで見る天気図はというと、まだ愛知あたりにかかって雨の残っているエリアもあるようだが大雨を降らせる厚い雨雲はピークを過ぎていて、南の太平洋上は晴れ間が広がりつつある。
  ただテレビニュースでは、関東地方の雨のピークは過ぎたがこの後吹き返しの強風が予想され、交通機関の乱れや「外出は控える様に」と云う相変わらずのアナウンサーの声が流れている…中止か決行か、これは判断が難しい。
  そこでホームページの案内掲載のこともあり現地に電話で確認すると、富士ミルクランドでは明け方まで降っていた雨もやみ、天候回復の目処が立ったとのことで開催決定した!とのこと、道中での風雨に不安は残るが、やると聞けば行かずばなるまい。
  用意していた雨具をトランクに放り込んで6時過ぎ、一路富士宮を目指し出発することとなった。

敵は強風だった

  自宅からは環八を南下し、用賀から東名高速道路に入るルートを選択。最近は首都高5号線から中央環状線、大橋ジャンクションで3号線に入って東名に、というルートを使うことが多かったが、地下トンネルを走り続け地上に出たら大雨だった、という心が折れるシチュエーションは勘弁して欲しかったので久々にこちらを通ることにした。もっともトンネル整備が進んだ環八はかつての慢性渋滞道路の面影はなく、快適に用賀に向かいひた走る。
  出発の時はまだ空は雲に覆われていたが、信号待ちでふと見上げると雲の切れ間から青空が覗いているではないか。これならばだいぶ期待出来るぞ、と右折して東名本線へのスロープを駆け上がった瞬間、その予想が甘いものであることを思い知らされた。
  もの凄い向かい風なのである。安全を意識してちゃんと100km/hの制限時速で走っているのだが、ヘルメットの回りを渦巻く風切り音は+50km/hくらいの勢いで鳴っていて、思わずスピードメーターを見直すほどだ。しかも風向きも右から左からと頻繁に変わり、しかも叩き付ける様にドワッ!と車体を揺さぶる。風防と整流の効果が高いTMAX530といえどもさすがにこれは大変だ。
  海老名サービスエリアで最初の休憩をとる。雨さえやめばやっぱり出かけたくなるのがバイク乗りなので、駐輪スペースには結構な数のバイクが停められていた。見ればTMAX530やスーパーテネレ、XV1900CUなど、これはもしやPRESTO CAFÉに行くのかな?と思われる車両もいるが、その中にTMAX530に跨がるプレストのスタッフを発見。ツーリングで現地に応援に向かうのは、プレストホームページで初代(0代)足つきリポート担当のY沢さん、3代目のS田さんにS摩さん、さらには2代目のU子さんまでいるではないか。
  そういうわけでここからご一緒させて頂くこととして、一休みしてでは出発…しようとしたところ、パラパラッと雨が降って来た。急いでスマホで雨雲の動きを追跡してみると南の海上に雨のエリアがあるものの、進行方向には当面それほど大きな雨雲はない。大きく降られることはないと思うが、念のため全員雨具を着用することにして、再出発した時には幸いにも雨粒は弱くなっていた。
左:晴れてはいるがまだ雲が不穏 右:プレストスタッフに遭遇!このTMAX530たちは全て私物とのこと!

初の新東名も忍耐の道に

  さて再び走り出し、厚木を過ぎて徐々に山を上がっていくとその強い風の勢いは相変わらずだが、プレストチームの4台に混じり隊列を組んで走る感覚が、元々独りで気ままに走る派であるだけに、久しぶりで妙に楽しい。
  先頭はS摩さん、2番手が筆者で、U子さんをはさんでY沢さん、S田さんが後ろを走るという、4台のTMAX530編隊に護られたお姫様状態。なんかのロールプレイングゲームのパーティーっぽくもある。
  もっとも「お姫様状態」のU子さんは実はこの日が高速道路デビューだったため、強い風と戦いながらの走行でそれどころではなかったのが実際のところだった模様。「忍」の一文字で淡々と走行を続け、足柄サービスエリアで2回目の休憩を取った際に「大丈夫でした?」とU子さんに訊ねてみると「いやまぁ何とか…、頑張ります!」とのことだったが、長くバイクに親しんで来た筆者だって「洒落にならんな〜」と思いながら走っているくらいなので、初の高速でこの風はつらかったろう。
左:向こうに晴れ間が見える! 右:でも進んで行くとまたもや厚い雲が…
  極めつけは足柄サービスエリアを出て御殿場から分岐する新東名高速道路へのルートに入ってからで、東名高速より山側の高い位置を走る新東名高速は、海側からの風の影響がより顕著に来る。特にトンネルの出口はかなり気を遣って走ることとなった。しかし話には聞いていたが道路の良さはまさに別格で、気候が穏やかならこんなに快適な道もないだろう。
  そんなこんなでようやく新富士インターチェンジに到着、朝霧高原に向けて真っすぐ北上する国道139号線は、一般道で走る速度もゆっくりだし風もほぼ追い風の状態でライディングへの影響は少なく、軽快な走りで予定通り11時過ぎにPRESTO CAFÉ会場に到着した。
左:TMAX530、4台で揃い踏み! 右:振り返れば新富士ICの入口が。だいぶ空が澄んで来た