![]() ![]() 偶然遭遇ブルーな奴ら
東西に長い静岡県へ先を急いだ。すると高架下の標識に面白い地名を発見♪「おぉ、写真をとろ・・・あぁ ! 信号変わっちゃう~」など、いつもの高速道路移動ではありえない事をひとりでバタバタ…。そして沼津から国道1号へ。交通量は増え、信号でのストップアンドゴーの連続となるが、中々軽快に加速するので、シフトチェンジが楽しい。これだけ楽しめるのならば、レースでは当然の装備、「クイックシフター」(注 1)も付けたくなってしまう…やべっ ! 走りながらチューニングの企画まで出始めた。ん? と、その時!! 反対車線の歩道、脇に潜む怪しい陰…おぉ! 交通取締りだ。スピードに気をつけねば!! 静岡県は国道のバイパスが充実しており、非常にスムーズに移動が可能。そんなバイパスの流れで何のストレスもなく走れ、逆にリッターバイクの意義に「?」が出始めるが、それはそれ。リッタークラスのどっしり、ゆったりとした乗り味は、コイツらのような軽量クラスでは不可能だけど、高速道路ではない領域での快適性は想像以上。それぞれ得意分野があるというものだ。それよりも今の段階で気になっているのは、ガソリン残量を示すデジタルメーター。厚木で給油後ずいぶん走っているのに、満タン表示のまま全く減らない・・・「壊れてんじゃない?」。(注1: アクセル操作、クラッチ操作なしでシフトアップ操作できるシステム ) まだまだ走り続けた。富士由比バイパスは、東海道随一の絶景だと思う。太平洋側から望む富士山は、格別な景色であり、「日本人で良かった」と、思わせてくれるひとつ。でも今日ばかりは富士山を背負って走っているので、海と富士山を同時視野に入れることは出来ない。残念だが走り続けることにした。あっ ! 今更ながら断っておくが、走ることに没頭しすぎて、道中の写真は殆どない。もちろん一人での移動だから、撮って貰うこともなく…ざ~んねん。 いよいよ、そして驚きの…静岡市からは、殆ど信号もないバイパスが連続する。静清バイパス→藤枝バイパス→日坂バイパス→掛川バイパス。途中で東海道(国道1号)と合流するも、相変わらず快適な道路が続く。逆に山道に入ってやろうか? と、何度思ったことか…。そろそろワインディングも楽しみたいじゃない♪ねぇねぇ♪♪
今日は迷い道に入るのをグッとこらえ、一旦道の駅「掛川」へ立ち寄る。下り線のパーキングは売店から一段下なので、ここまでずっと共にいた伴侶から泣く泣く離れ、階段を駆け上がる。(駆け上がるだけの体力が残っている?) トイレを済ませて戻ってくると、またまた何やら人だかりが出来ていた。話をすると、コイツの存在は意外とバレているようで、みんな興味津々。オフロードバイクに乗る人たちからも大絶賛。「お前人気者だな♪」。 ここまで1時間~1時間半おきに休憩を取ってきたが、こんなに薄っぺらで触った感触が固めのシートながら、思ったほどお尻が痛くなっていない。フカフカのオフロードバイクでも、1時間我慢できないことが多いし、長距離なんて拷問に近い事態に陥ることも場合によってはあるのに、これには驚き ! シート座面の形状が、やや前傾のライディングポジションを前提とした絶妙なフィット感を作り出しており、局部的に「ケツ圧」が上がらないよう工夫されている。広大な距離を移動するヨーロッパでは、当然といえば当然のポテンシャルなのだろう。侮れないな、コヤツ。
![]() 左:前からが精悍 右:この座面形状が良い仕事します
そして大詰め、掛川バイパスを走っている頃だった。これまで「壊れてんじゃねぇ?」 と、ずっと疑っていた燃料メーターに、初めて変化が現れたのは。「壊れてなかったのか・・・」。
見慣れた景色が精神的な安堵を感じさせる頃、想像したよりずっと体力を消耗していない自分に驚き、自分が凄いのか? それともコイツが優れているのか? とりあえず後者にしておく事にした。 袋井バイパス→磐田バイパスを経て天竜川を渡り、いよいよ浜松。まずは「お腹が空いただろう?」と、ガソリンスタンドに立ち寄った。さぁお楽しみ♪。どんな食べっぷりを見せてくれるか? と、給油口へ注ぐものの、数秒で「カチン」と、レバーが止まった…ん? タンク形状が良くないの?? と覗き込むも、直ぐそこまで油面が来ている…。え~っと、今日は厚木から帰ってきて、約200km 走っているから…「えっ、たった3.5L しか入いんないの? 」今度は給油マシンが壊れてる?? 「ひえぇぇぇぇ!! リッター55km/L !! 」タンク容量が、カタログ値 13.8L ということは、満タンで700km以上も航続距離がある!!! バターンッ(目眩がして倒れた)。
確かに何の偽りもなく燃料メーターは1コマ減っていただけ。でも厚木→浜松間の200km走っているのは間違いないし、どうやって「押し込んでも」ガソリンは3.5Lしか入らないと言う現実。こりゃただ事じゃないぞ。「壊れてんじゃねぇ?」なんて疑って申し訳ない…君は凄かったよ。
![]() 厚木→浜松間536円
無事生還!そして得たものは・・・スーパースポーツ「Jr. 」でありながら、意外? にも快適に長距離を走りきる快適性も持っていた。そして驚きの経済性。普段ならば高速道路でバビュ~ンと一気に走りきるところを、ゆったりとした時間軸で移動することの新鮮さは、コイツとなら時間の限り走り続けてもいいかな? と思わせてくれ、同時にコイツのポテンシャルに自分を合わる楽しみがあった。考えてみれば、スタイルに一目惚れし、憧れを含む恋心が芽生え、そして出会い、付き合って始めて分かる居心地のよさに似た感じ。遠い昔の体験が今に蘇ってくる感覚は、心を「くすぐられる」妙な感覚が沸き起こった。 改めて「バイクという伴侶」のある充実感は、現実と非現実の両方を持ち合わせ、同時に特別な時間をもたらせてくれた。さてさて今度は何処行こうかな♪
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