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難波恭司のズバッとインプレッション2008 / YZF-R1

マシンの操作性を上げる、4つのモディファイ

SUGO 24時間レースでも活躍できる♪

モディファイその3・タイヤの空気圧調整でオフロードでの走破性をアップ

標準で装着されているのはピレリMT60というハイグレードなもので、サイズもフロント80/90-21、リア110/80-18と御立派なのだ ! これが一般道路での安定性に一役買っているのは間違いないのだが、104kg という車重の軽さのため、オフロードに行くと若干タイヤが堅く感じてしまう。
これも好みではあるものの、オフロードを快適に走るなら、指定空気圧の前後1.5hPaから0.2~0.3くらい下げると、タイヤが路面の凸凹を柔らかく吸収してくれ、更に高いグリップ力がXTZのポテンシャルを引上げてくれる。
なおこの方法はオフロードを走る場合の参考値で、オフロード走行終了後は標準設定値に戻すようにして欲しい。
車格的にもクラス的にもフルサイズ。4ミニとは違うのだよ4ミニとは!

モディファイその4・純正部品流用でシフト操作のフィーリングをアップ

やはり海外モデルであることからか?シフトペダルがやや大きい(長い)傾向で、素早いシフト操作をしようとすると、私の足ではストロークが大きく、逆に操作しづらく感じてしまった。
この対策はYZ85用シフトペダルがベストマッチ。写真の通り約10mm程度短く、そのままボルトオンで装着可能♪足の小さい女性などへはお勧めだね。 評価 ○

モディファイその5・純正部品流用で堅牢性もアップ

トライアル的な使い方や、石の多いダートや岩場などを楽しむ場合、飛び石などからエンジンのクランクケースを保護する為のアンダーガードが欲しくなるが、XTZのエンジン下側を覗いて見ると、それらしい物を取付けるためのネジ穴加工がしてある。早速手持ちのTT-R125からエンジンガードを移植してみると・・・何と! そのまま付く♪素晴らしい! 評価 ◎ (これはお薦め!)
左:シルバーがYZ85用。ボルトオンだ。 右:TT-R125用エンジンガード、これまたボルトオン!

モディファイその6・純正部品流用でギアレシオ変更

簡単でありながら、意外とチューニングとして手を出していない手法が「ドライブ・スプロケット交換による減速比変更」だ。
STDは「14×48」というギアレシオは、オフロード主体や林道トレッキングを楽しむにはベストな組み合わせではあるのだが、ドライブ側を13丁にすることでエンジンの駆動力が強くなり、低速でトコトコ走るには都合が良くなるし、またその逆に15丁とすれば高速巡航でのエンジン回転数が下がり、燃費向上などに繋がる可能性もある(燃費は乗り方によるところも大きいが)。
13丁はTT-R125を取付けプレートとボルトをセットで使えば流用でき、15丁の場合はSelow225用がそのまま付く。STDに加えた3種類のドライブ・スプロケットを用意して、必要に応じてチョイスするのも面白い。 評価 ◎
13丁以下はプレートと一緒に交換
【注意】
以上のような変更は、ショップの人に相談の上、きちんとしたメンテナンスの元で行うように ! たった一つのボルト締め付けに関しても、メーカー指定の締め付けトルクがあり、作業にはツールと経験が必要です。安易な改造は事故の元ですからね。

チャレンジング~ぅ

何度も言うが「散々走り回った」、「走り倒した」、「走繰り回った」。そこで出てきた一言は「一家に1台XTZ」である。バイク乗りならば、常にポジティブでありたいし、そんな気持ちを持ち続けたい。私はこれまでのバイク人生の中で、傍らにオフロードバイクが無かったことは一度もない。それくらい大切なカテゴリーであるし、無くてはならない存在だと感じている。
事実、コイツでツイスティなワインディングに踏み込むと、ステップが接地しそうなくらいバイクをリーンさせても不安感が無い。そしてタイヤのグリップ感も伝わってくることから、「バイクって、どうやって寝かすの?」なんていう、リッターバイクを持て余している人には良い練習にもなるだろう。そしてこういった単純な経験から、もっともっとバイクという乗り物の理解は深まってくるだろう。
バイクは速く走れる乗り物だが、「速い人」と「上手い人」は全然違う。生涯に渡ってバイクに乗りたいならば、是非「上手くあって欲しい」と願う。それは全てのバイク仲間に対してへの思い・・・その第一歩をコイツが手伝ってくれそうなんだ。
エコだしね!