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オーナーズリポート特別編 日本最年長の現役ライダーに会いにいった。
名古屋に、おそらく日本最高齢の現役ライダーがいて、しかもその方が乗られているバイクは、なんとプレスト取り扱いのXTZ125Eだというではないか! 125cc ながら、ギア付で林道ツーリングもこなすオフロードモデルのXTZ125Eに、高齢をものともせず乗られている方がいらっしゃるとは!
なんとも驚きの話である。いやあ、さすがに名古屋は勢いがありますね!その方にぜひ会ってみたくなり、早速名古屋に行ってみることにした。



[ささき よしゆき:2008.10.31]
日本最年長の現役ライダー、長坂好倫(ながさかよしのり)さん。
かくしゃくたる好々爺である!

恐らく日本最高齢の現役ライダーは?!

名古屋市昭和区。大都会の喧騒から少し離れた大学や学校、そして住宅が立ち並ぶ静かな住宅街に、その方の勤務先があり、まずそこに伺うこととなった。
「勤務先?!」そう、その方は現役ライダーである一方で、なんと現役のビジネスマンだったのだ!この方は、勤務先の経理担当社員として普通に日常の経理業務をこなしておられる。
その方のお名前は、長坂好倫(ながさかよしのり)さん。大正5年生まれで、御年なんと92歳とおっしゃるではないか!正直言って、これは想像の域を超えていて、ただ、ただビックリするばかりであった。
お忙しい中お時間をいただき、さっそく近所のレストランで昼食をとりながらの取材となった。


これまでのバイク歴を尋ねてみると、若いころからスポーツに親しんでいた長坂さんは、戦後数多くの国産二輪メーカーが現れ、安価で高性能な国産二輪車が出揃った頃の昭和35年(当時44歳)に自動二輪免許を取得。当時の勤務先にあったトーハツ製125ccに乗られたのが最初のバイク。昭和50年頃に代わった勤務先が土木関係で、工事現場は山奥だったり不整地な場合が多く、事務所と現場の往復にはロードモデルのバイクでは厳しかったため、オフロードモデルに乗るようになって、最初のオフロード車はスズキのハスラー125。以来ずっとオフロードモデル一筋で、125ccオフロードモデルをヤマハとホンダと交互に乗ってこられたそうだ。
なんと、昭和35年からずっとバイクに乗られて以来48年間、その間ずっと雨天や雪の日以外はバイク通勤を続けられてきたという。しかも、オートバイ通勤時は、ジーンズにブルゾンという若々しいスタイルで乗っているとのこと。出勤されるとその格好のまま仕事をし、退社時にはそのままヘルメットを被って帰るそうだ。
日本最年長の現役ライダー、長坂好倫(ながさかよしのり)さん。
お仕事中のところをお邪魔させて頂いた。
長坂さんのバイクの利用スタイルは、ほとんど通勤が主で、ご自宅から会社までの、距離で言えば6~7kmのルートを15~6分!で走っているそう。出勤時間が朝9時とのことで、通勤ラッシュの時間帯に、その距離をその所要時間で走っているということは、年齢を考慮しなくても、かなりのハイペースで乗っておられるのが想像できるが、ご本人いわく「法律遵守の範囲内で乗っておりますので、安全運転です。」とのことで、その証として、やはり免許証はゴールド。前回の免許更新の時は警察の方も驚かれていたのではないかと尋ねると、「そうですね。すぐに免許更新してくれました」と笑って言われた。
普段はほとんど通勤用途のみということで、XTZ125Eの年間走行距離は約3,000kmほど。通勤以外の使いみちとしては、年2回ほど行きつけのバイクショップの仲間と、岐阜県の下呂温泉などへの温泉1泊ツーリングに出かけるくらいだそうだ。
これまた驚きなのだが、92歳にして、行き付けのバイクショップがあるのというのはスゴイことだと思う。そして、そのショップ仲間の方々というのも、ご年配の方から、どこのバイクショップにもいるような若者まで様々な年代の方がいらっしゃるらしく、その方々とバイク仲間として普通にお付き合いされるのは、なかなかできることではないだろう。

長坂さんに今お乗りになっているXTZ125Eの魅力を教えていただいた。

「安定性が良いですね。前の2006年型より改良されましたよね。非常に乗り心地が良いです。」とのことで、乗り心地が良い理由として、長距離でも楽に乗れる点と、操縦安定性の良さを挙げられた。さらに、今の走り方での燃費をうかがうと、市内で34kmとのことで、さらにツーリングに行くと45km位に伸びるということで、ご本人も非常に驚いておられた。オフロードでの走行について聞いてみると、「いいえ無理はせず、勾配がある道などに行ったりですね。若い人達のようにジャンプとかはね(笑)」と笑いながらお答え。余裕である。
さらに、「前にトライアルのバイクに乗っていたのですが、非常に軽くて疲れてしまいました。やはりXTZの様なタイプが良いですね。」とおっしゃり、改善などの要望についても、「今のところは無いですね。非常に良いです(笑)」と、非常にXTZ125Eを気に入っていただいているようだ。
今回XTZ125Eをご購入いただいたショップさんとは長年のお付き合いで、ご自宅からも会社からもかなり距離がある場所にあるそうだが、2週間に1度は遊びに行き、これまた長年の付き合いの店長さんに愛車の面倒を全て見ていただいているそうで、長坂さんにとっては、全てを知り尽くした愛車の主治医といった関係だそうだ。メンテナンスについては全て、ショップにお任せにしているが、エンジンオイルだけはこまめに交換するようにお願いしているそう。

お店の常連さんたちとも親しく交流されていて、メンバーには若い人もいれば、中高年の方、女性の方も居て、長坂さんにとって、息子さん・お孫さんのような年齢の人たちと一緒に食事などをしていると非常に楽しい、とのこと。ショップのツーリングの際は特別な事が無い限り毎回参加されていて、走行時は店長さんがいつも後方からサポートしてくれているが、「今の125ccは性能が良いので、私でも結構ついて行けますよ。」とコメントも力強い。ツーリング以外でもショップの常連同士での食事会などのイベントにも積極的に参加されている。若い方々と交流していると刺激があってイイとおっしゃっているが、逆に他の皆様が長坂さんからパワーをもらっているようだ。