ホーム > プレまぐ!
オーナーズリポート特別編 日本最年長の現役ライダーに会いにいった。

日本最年長の現役ライダー、長坂好倫(ながさかよしのり)さん。
インタビュー中は常に穏やかな笑顔で話してくださった。

同じライダーとして元気の秘訣を伺ってみた

話は変わるが、筆者の回りは自身を含めて皆、年齢が上がり、運動不足のせいもあって車高の高いオフロードバイクを跨ぐのが億劫になってきたが、長坂さんにそのことについて質問すると、「シートを少し下げていますし(アンコ抜きしてある)、慣れれば大丈夫ですね。」と意に介さず、さらに目や耳の衰えについては、「今のところまだ大丈夫ですね。」と、全く気にも留められない。本当にお元気だ。普通92歳の方と聞いて、我々が抱く一般的なイメージが全く感じられず、そのお姿は闊達が良く、身のこなしもとても92歳には見えない。足取りもしっかりされていて、勤務先はビルの3階にあるのだが、そこまで杖など一切使わずに3階まで階段を登っていく・・・・。

バイクが現役というだけでもスゴイが、しかも仕事も現役という事には本当に頭が下がる。

いったい、長坂さんの元気の秘訣というのは、どういったことなのだろうか?



若い頃いろいろスポーツをやっておられたので体の基本はできているそうで、タバコを1日2箱吸っても全く影響無いそうだ。ただしお酒は一切飲まれないそうで、それが健康維持の秘訣かもしれないと自己分析されていた。ご本人いわく「バイクに乗っていますと、運動神経と言いますか、平衡感覚と言いますかね、それが結構保たれるのですよ。それが良いのですかね。」ということだそうだ。

そんな長坂さんにオートバイの楽しさとは何か聞いてみた。



「何でしょうね・・・やはり自然に親しむという事でしょうかね。」ということで、オートバイに乗ることで、風や自然の様子、息吹きといったものを体にじかに感じることが喜びに感じるようだ。

さらに、これからもずっとオートバイに乗り続けるご予定か尋ねてみると、



「そうですね。めまいがしたりすれば乗るのを止めますが、あと何年乗れるか分かりませんが、身体が元気なうちは乗りたいと思います。」と、ずっと大丈夫そうな力強いお答えをいただいた。



いま、日本ではオートバイに乗られる方が以前に比べて少し少なくなっている。

今、長坂さんの子供にあたる団塊世代の方が大型バイクに乗りはじめて、「リターンライダー」と呼ばれる、昔乗っていたが一旦バイクから離れ、人生にやっとひと段落ついて自由な時間ができたので再び乗り始めるというような方もいらっしゃるようだが、それでもまだ同世代の中では極めて少数派なので、団塊世代に留まらず未だにバイクに乗ったことの無い方達にも、長坂さんのパワーをお分けして、オートバイに乗る方が少しでも増えてくると良いなと思う。

実際、私どもオートバイの世界に仕事として携わっている者でさえ、50代、60代になると「そろそろオートバイは乗れないかな・・・」と離れてしまう人が結構いる。でも、今回長坂さんとお会いして、逆にそんな人々に「何を言ってるんだ!まだまだ大丈夫!」と言えると思った(笑)。



取材を通じて、長坂さんのパワーが私たちに伝わってきたようで、そのパワーをお土産に名古屋を後にした。長坂さんには、可能な限りずっとオートバイにお乗り続けていて頂きたいと思うものである。