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FZ750のフロントフェンダーを補修する。
取材用、と云うか通勤用となっているFZ750だが、譲り受けた当初から段差を通過すると「バカン!」というか「ガコン!」というか、プラスチックがぶつかる様な音がしていて、カウリング内で何かが接触しているのでは、と思っていた。ところが良く良く調べてみると原因はカウルではなくフロントフェンダーだったのだ。

[弓削 時保:2007.10.13]
これが素晴らしい働きをしてくれた。

部品は出ません。

この「バカン!」「ガコン!」という音、部品が脱落しかかっているなら危険だし、ただでさえ古いのが輪をかけて安っぽく感じられるので何とも不快だった。他にもメンテナンスしなくてはいけない所は多々あるのだが、フロント廻りのオーバーホールの第一弾としてここに手を付けた。ま、一番簡単そうだったからですが。
既に一度メーカーには部品在庫の問い合わせをしているのだが、20年以上前のマシンのこうした外装部品はまず出ないと思って良く、実際バイク屋を通じて問い合わせても「やはり欠品だそうです」とのつれない返事が返って来た。
某オークションには時々剥ぎ取りパーツとして出る事があるものの、時間が経った中古部品で材質の劣化は似たり寄ったりだから換えてもあまり意味はないし、稀にデッドストックの新品部品が出ればそれは結構な値段になってしまうのでやはり現実的ではない。となればあるものを直して使うしかない。

分解してみる。

パーツカタログで確認してみるとFZ750のフェンダーは前後2分割式で、折れているのは前側のフォークボトムケース下側の締結部分だった。ここが折れていても反対側と、ボトムケース上部にスタビライザーと共締めになって固定されているので脱落については大丈夫といえば大丈夫だが、先に書いた様にガタガタ音を立てるのがいただけないし、放置すれば当然他の部分もいずれ割れてしまうだろう。
とにかく分解してみることにする。作業は6本の6ミリのボルトとスピードメーターケーブルのホルダーを外すだけで至って簡単。ガラコン!と前後に外れたフロントフェンダーは、良く見ると折れている部分以外もヒビが入ったり欠けがあったりとかなり盛大に劣化していた。塗装の痛みが少ないのがせめてもの救いだ。
左:車体についている状態。ここが浮いてガタガタ言う。 右:分会・洗浄後のフェンダー、手前が前側。