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PRESTO MAGAZINE
実直に守り続ける中に新しさを感じた宿、向瀧
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東京から300kmちょっとですね、行きにタンデムでXVS1300Aで走破したのは。
取材スケジュールの都合もあって、猪苗代湖で寄り道した以外ほぼストレートに今回の宿、向瀧に向かった訳です。
池田
いやぁ
向瀧
、ちょっと奇跡みたいな旅館でした。すっかり気に入ってしまいまして、今でも何かというと
ライブカメラ
を見たりしています。こないだの台風の時も「向瀧は大丈夫かな?」などと覗いたりして。サイトもくまなく見て回りましたし。
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とにかくあの造りね。現代では絶対実現不可能だろうっていう、凝った材料と意匠、凄いですよ。
池田
会津は木材生産も豊かな所でしたからこそできたんだと思いますけれど、木造建築の佇まいが何しろ美しい。
−
そして温泉がまた絶品。
池田
いやぁあのお湯に浸かりたい!浸かって癒されたい!
−
癒されるよねぇ。またバイクで正面に乗り付けるシチュエーションが我ながら「いいな〜」と思えました。
池田
大人のツーリングって感じで大変良い風情でした。
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また社長がいいんだ。
池田
平田社長、守るべき物は頑固なまでに守り通して、一方で新しいものにもチャレンジして積極的に採り入れていく、首尾一貫した姿勢がステキ。
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最近では各部屋にあった冷蔵庫を撤去されたそうです。
池田
静かな環境を保つためにモーター音の出る冷蔵庫をなくすってのは、思い付いてもなかなかできることじゃない。
池田
社長に「いっそテレビも撤去しちゃったらどうですか?」と訊いたら「そうですねぇ…」と考えていましたからね、徹底している。
−
まぁあの部屋でくつろいでいてテレビ見る必要もねぇ、ないと思いますから。次行ったらホントにないかも知れない。
もっともその割に全室無線LAN完備とか云ってるのは面白い。
池田
あれは半分社長の趣味でしょ。ホームページの凝りようを見れば分かる。あとね、女将が美人(笑)。
−
そして食べ物がまた良かった。地元会津の食材の徹底的にこだわるのは良いですわ。鯉料理はしびれたな〜。
池田
安全でおいしい地元の有機栽培の農作物を使い、会津と云う土地の歴史と季節感を踏まえた手作りの料理。ビシィッと一本スジが通りまくってますな。
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また行きたいな〜今度は仕事じゃなくて。
バイクネタでえらい盛り上がった桐屋夢見亭
−
さて第二の衝撃があの蕎麦ですよ。
池田
桐屋夢見亭
の蕎麦のあの美味さは凄い!鵜澤センセイは会津の蕎麦は「良い米が充分作れる土地で蕎麦を栽培しているんだから!」と言われてましたな。痩せた土地で育つ蕎麦とか、そういう感覚一切無し。「蕎麦を楽しむ」という歴史があって「ある意味シャレでやってるみたいな」とも。
−
最近でしょ会津の蕎麦がクローズアップされてきたのは。それまでは家庭用として普通に食べていただけで、外にアピールなんてしてなかったって言うんだからねぇ。
池田
桐屋夢見亭さんも、こう言っては大変失礼なんだけど通りからパッと見るとそこらのバイパス沿いにある普通の蕎麦屋さんにしか見えない。
−
そうなの!見た目で損してないか、心配になるくらい。
ところが入ってみると、まずあの建物が本物で驚く。「茅葺きの民家風に」作っているんじゃない、本当に120年以上前に建てられた奥会津只見町の曲屋を移築した、本物だって云うだからねー。
池田
梁の太さなんて半端じゃない!あれが何気にあそこに建っているだけだって貴重。
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そこで蕎麦が…。
池田
食べられる!それがまた美味しいのなんの。
−
私はこのページの編集をしていて、夢見そばの写真が表示されるたびに会津に行きたくなっていました。
池田
特にあの「夢見そば」がねぇ…。あれ食べて蕎麦の美味さももちろんのこと、ここは水だな!と確信しました。
池田
別の所で食べた蕎麦も美味しかったし、会津は全体に蕎麦のレベルが高い。
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マジひとっ走り食べに行きたいですよ。
−
それと店長の井上さんがバイク乗りだったんで、取材が終わってからが楽しかった。
池田
インタビューの時は「若いのに落ち着いた感じだなぁ」、と思って見ていたのに、バイクの話になったらいきなりバイク小僧に変身して、走りの話で大盛り上がり。
池田
長年コツコツいじりながら乗り続けているバイクを見せて頂きまして…「乗ってきていいですよ」って云われて相当悩んだんですけど、随分長いこと自分では運転していないから、それだけ大切にしているマシンを万一転がしてしまったりしたら大変だ…と遠慮して帰ったものの…。
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宿に戻ってからもずっとグチグチ言ってたもんね、「乗してもらえば良かったぁ…」って。
池田
いや跨がらせて頂いた時のポジションがシックリ来てねぇ…。ああ乗りたいなぁと心底思いましたから。
−
これを期にまたバイクに乗るってのはどうよ。
池田
考えちゃうねぇ。
XVS1300Aについて
今回丸2日間乗っていたXVS1300A、正直「な〜んか普通過ぎて面白くないな」と思っていた。アクセルを開ければ軽快に加速し、カーブでは綺麗にリーンして曲がるしブレーキも強力でグッと止まる。普通過ぎるくらい普通。しかし企画が終わった後、FZ1に乗っていてふと気がつくとXVS1300Aと比較していて「あれ?感覚が同じだ!」と思うことがしばしばあり、そこで悟ったのは、その普通さが「ただの可もなく不可もなし」ではなく「モーターサイクルとして筋金入りの普通さ」だということだった。
これは重量配分にしろ各部のディメンションにしろ、クルーザーの形態はとるものの本質はしっかりと走りを意識したYZF-R1などと同じスポーツバイクなのだ。だからこそ何の違和感もなく「普通に」乗れたのだと思う。
話は尽きません >
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