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江戸時代にタイムスリップしたような
宿場町で旅の締めくくりのひとときを

会津の街に別れを告げ、国道118・121号を芦ノ牧温泉方面をひたすら南下。湯野上温泉の手前の下野街道を右折し、しばらく走ると、最終目的地である「大内宿」に到着。会津若松と栃木県・今市を結ぶ重要な街道の宿場町が、昔のままに保存されているのだ。50軒近く立ち並ぶ昔ながらの旅籠では、地元の味噌や餅、おみやげなどを売っていて、当時にタイムスリップしたかのような気分で楽しめる。ぶらぶらと歩いていると、店先で手焼きせんべいを販売している「山形屋」を発見。地元のエゴマを塗ったじゅうねんせんべいのほか、大辛子、ネギ味噌など種類豊富で、どれにしようか迷ってしまう。いちばんシンプルなしょうゆ味のせんべい(250円)を購入してみたところ、「香ばしくておいしい〜!」とお二人も大絶賛。

特大サイズのせんべいは焼きたてがいちばん!
『大内宿 山形屋』 浅沼弘子さん
其の五
『大内宿 山形屋』 浅沼弘子さん

たまたまこの地域は火災に遭わず、村に屋根葺き職人がいたことから、昔の茅屋根が残ってたんです。昭和42年に福島県白河市で、現在武蔵野美術大学教授の相沢韶男氏が父(一/はじめ)の名前を聞き、ここを訪ねて来たのがはじまり。その頃は全戸に残っていた茅屋根を貴重な財産と思い、うちに住み込みながら保存事業をはじめられた人です。当初は反対する人も多かったけど、農家で生計をたてるよりは今の生活のほうが格段に幸せだと思う。ここを残してくれた相沢先生の意志を受け継いで、がんばって守っていかないとね。

【DATA】
  • 店名:大内宿 山形屋
  • 住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本43
  • 電話:0241-68-2932
  • 営業時間:8:30〜17:30 休日:不定休
  • 交通:磐越自動車道会津若松ICより車で約1時間

楽しかった旅も終わり。焦らず急がず
ゆっくりと休みながら、東京へ戻ろう

これから東京までの長い道のりに備えて、少しエネルギーを補給したら、そろそろ東京へ戻る時間。帰りは、国道118号、県道37号を通って、白河ICから東北道にのることに。深い森のなか、ゆるやかなカーブが続いたかと思うと、田んぼや畑が広がるのどかな光景が目の前に開けたり…。最後に、次々と変化する景色で楽しませてくれる。さらに、水面がキラキラと輝く羽鳥ダムを横目にひたすら走り続け、国道4号線まで出ると白河ICもすぐ。

帰りの高速道路はドライバーはもちろん、パッセンジャーも行きより格段に疲れているので、サービスエリアでこまめに休憩をとろう。日が暮れると、バイクは思っている以上に寒い。夏といっても、しっかりとした防寒も忘れずに。

今回のタンデムツーリングの感想

弓削さん

「パッセンジャーはただの荷物ではなく、基本的に常に同じ方向を見ていて、必要があれば体重移動などのアクションも必要。いっしょに共同作業をやっているような、四輪車では絶対に味わえない感覚がよかった!お互いの結束力を高めたいときは、タンデムはおすすめですね」
将子さん

「一般道でゆっくり走ってくれたときは、上半身が起きているので周りの景色が見られて楽しかった! 大排気量ならではの安定感もあって、発進・停止の前後の揺れもあまり感じずにラクチンでした。ただ、ドライバーの体型にもよると思うけど、シートとタンデムシートの前に隙間ができてしまうのがちょっと難点だったかな。次回、同じタイプのバイクでタンデムツーリングに行くときは、背もたれ必須ですね」

タンデムツーリング未経験という人も、ぜひこれを参考に会津に出かけてみては? 久しぶりの共同作業で出会った頃の恋心を思い出すもよし、付き合いはじめたばかりの2人は愛を深めるもよし。 きっと何かいいことがあること間違いなし!!