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寄り道してシラス丼を食べにいく
海外沿いのR134に突き当たったのがここ、片瀬東浜。

江ノ島に到着

もちろん平塚への車両の返却回送が今回の業務目的で江ノ島はあくまで"寄り道"なのだが、それにしても「真っ直ぐ江ノ島を目指して来たのっていつ以来だったろう?」と、片瀬東浜のT字路で信号待ちをしながら思った。

初めて来たのは高校2年生の時に、中学時代の友人と原付で来た、それが最初。初めての日帰りツーリングだったと思う。コースは裏道とか大型車の通りが少ない準幹線とか、そういう知恵もなかったから、環状7号線を南下して国道1号線に入り、大型ダンプに怯えながらひたすら真っ直ぐ。あの時は怖い思いをしながらも「遠くまでやって来た!」という高揚感があって、とにかく楽しかったのを憶えているが、今日はここまでほぼ2時間だ。
当時は海を含めてこの辺全てが灰色だった様な印象があるのだが(笑)、すっきりと綺麗になっている感じ。

などと感慨に耽っている場合ではない。時刻は3時過ぎ、ランチタイムはとっくに終わっている。狙っていた腰越の食堂は案の定終わってしまっていて、仕方なく江ノ島に渡るもこちらは大混雑。今日って月曜日だよな?と自問したが、伝統の観光地は人出のレベルも基準値が高いのだった。
「はなまる…」とか「めざまし…」とかで中継されることもある某店はベンチに順番待ちの人が溢れている。仕事中だからさすがにそれを待っている時間はないし、そもそもバイクが停められないではないか。
どうしたものかと考えながら2往復して、結局XVS1300Aは今日は休館となっているかながわ女性センター脇のスペースに停めた。ここならそもそも人が来ないんだから邪魔にはならなかろう。

店も深く考えず、釣り道具屋や鮮魚店が並ぶ裏通りに近い食堂に決定。生シラス丼を頼むと「生シラスと釜揚げシラス両方が入ったハーフ丼がある」とのことで、これを注文する。
シラス丼を待っている間、店内のテレビが代議士の自殺のニュースを伝えていた。普段とはかけ離れた仕事の途中、こんな食堂でこうしたニュースを聞きながら注文した丼を待つ、というのは、ひどく浮世離れした事の様に感じる。

いくらも待たないうちにシラスハーフ丼が運ばれて来た。では頂きましょう。
左:生シラスと釜揚げシラスが半分ずつのハーフ丼。

チャッと醤油をかけてご飯とともにシラスを掻き込む。味は鮮度が命のシラスだから、この時間ならまぁこんなもんかな、という感じ。もちろん生で食べられる鮮度だし、このために頑張ってここまで来たのだから美味しくないわけはない。
こういう事をするのは本当に久しぶりだったけど、思い立ったらすぐに実行に移せるのがバイクの良いところだと改めて思う。大きいとは云えXVS1300Aでもすり抜けは出来るし、クルマみたいに渋滞でまるっきり動けなくなるまでのことは滅多にない。フットワーク軽くどこへでも行ける足を持っている、というのは、たとえそれを行使せず持っているだけでも心を浮き立たせるものがあるのではなかろうか。
なもんだから、これが朝、せめて真っ当な昼時だったら、もっとビ〜ックリするくらい美味いんだろうな、今度は朝っぱらにひとっ走り来てみるか、などとあらぬ事も考えました。ご馳走さまでした。

仕事に戻ります

さてシラス丼を堪能したあとは、とっとと仕事に戻ろう。江ノ島大橋を戻り、R134を左折し海岸に沿って西進、茅ヶ崎を抜け相模川を渡れば10kmくらいで平塚だ。
風よけの松林に囲まれたR134は幅も広く綺麗に整備されていて、XVS1300Aで走るのはまさに"クルージング"、何とも気持ちも良い道だ。夏のシーズン中はきっと大渋滞になるのだろうけれども、さすがに今は混雑もない。
順調に平塚市に入り、右折してR129を北上し始める…倉庫はすぐそこだ。のはずだったがここからが遠かった。案内図では厚木ICと平塚駅の中間くらいに描いてあった倉庫は、実は厚木ICの直近で、平塚からだと8kmくらいあると知ったのは帰って来てからだった。気づかず通り過ぎてしまったのでは?とか道が違うのか?とは要らぬ心配をして、必要以上に時間を取ってしまったのは誤算であった。
ようやく物流倉庫に辿り着き、XVS1300Aを返却したのはやや日が陰り始めた午後4時半。前の取材と合わせトータルで800km強の走行距離だった。
XVS1300Aは、初めて乗ったクルーザーだったわけだが、非常はパワフルでかつハンドリングが素直、足付きも楽で、大柄ゆえハンドルがやや遠い感じである事を除けばおおむね快適で、今まで知らなかったクルーザーならではの視点が楽しめた気がしました。
こうことができるのはバイクならではだと思う。機会があればまたXVS1300Aにも乗りたい。その時は風防をつけて、より楽にロングツーリングをしたいな。
左:帰り道、相模川に掛かる橋上から撮った1枚。右:生まれて初めて乗ったJR相模線。厚木で小田急に乗り換え、帰社。会議は大遅刻だった。