YZF-R1

プレスト参考小売価格:1,620,000円(本体価格1,500,000円)
※プレスト参考小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料・税金(消費税を除く)、 配送料・排出ガス試験結果成績表等、登録に伴う諸費用は含まれておりません。※詳しくはプレストオフィシャルショップまでお問い合わせください。※プレスト参考小売価格は消費税率8%に基づく価格を表示しています。※仕様変更などにより写真や内容が一部実車と異なる場合があります。

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進化したエンジン制御技術とトラクションコントロールシステム。速さと扱い易さを高い次元で両立したYZF-R1。

二輪ロードレースの最高峰MotoGPクラスで、6度のチャンピオンを獲得したYZR-M1の最新技術をフィードバック、先進のスーパースポーツモデルとして進化を続けるYZF-R1。

  • ディープパープリッシュブルーメタリックC
  • ビビッドレッドカクテル1
  • マットグレーメタリック3

不等間隔爆発のパワーユニットが生み出す、リニアなレスポンス

等間隔で爆発するピストンの位置によるクランクシャフトの回転変化で、慣性トルクの変動が発生する並列4気筒180°クランクエンジン。シビアなコントロール性を追求していくと、この変動はリニアなトラクション特性を阻害する要因となることから、隣り合う1番と2番、3番と4番のクランクピン位置をそれぞれ90°位相させ、慣性トルクを気筒間で相殺することによりこれを除去、スロットル操作に対しより忠実な駆動力を引き出すのがクロスプレーン型クランクシャフトである。
爆発間隔は270°、180°、90°、180°と不等間隔となることで、タイヤが路面に食いつき蹴る感覚…トラクション感を得られ、低中回転域ではリニアかつパルシブに、中高回転域ではリニアで抜ける様な鮮明感を持ちながら扱いやすいトルクが獲得できたのだ。
このクロスプレーン型クランクシャフト以外でも軽量なアルミ鍛造ピストンや、ライナー部を持たずセラミックコンポジットメッキのシリンダー、破断分割式(FS)浸炭コンロッド、ファンネル長の切り替えにより最適な吸気脈動を生み出すヤマハ電子制御インテーク「YCC-I」、ヤマハ電子制御スロットル「YCC-T」、ツインインジェクター方式のレスポンスに優れた特性を引き出すフューエルインジェクション(FI)などによって、G.E.N.I.C.H.の最新技術思想を体現したものとなっている。

D-MODEとの組み合わせで多彩なセレクトが可能なTCS(トラクションコントロールシステム)

スロットル開度(YCC-Tの開度)マップ、F.L.噴射制御マップ、点火タイミングマップなど最新のスペックを盛り込んだエンジンコントロールユニットは、前・後輪の車速センサーから後輪空転状況を検知し、これを瞬時に演算して統合的に制御を行なうTCS(トラクションコントロールシステム)とともに、発進特性、中低速域での優れたコントロール性を重視したドライバビリティ、サーキット走行やワインディング路走行におけるトラクションをより安定的かつ容易に引き出すことを実現。
ライダーのテクニックや走行環境変化に応じて最大から最小まで6段階の介入度を選択でき(OFF:介入度ゼロも可能)、標準モードに加え2つのモード「低中速域でよりスポーティなエンジンレスポンスを楽しめるAモード」「より繊細なスロットル操作が必要な場面など、穏やかなレスポンスを発揮するBモード」が選択できる3種類の「Dモード」セレクターとも連動することで「TCS6段階+OFF設定」×「Dモード3種類」の21通りのセレクトが可能で、穏やかな作動特性によりライダーに対し違和感、不快感を感じさせない優れた特性を獲得している。

エンジンのトラクションを活かすディメンション設定

基本構成はヤマハ伝統のアルミ製のデルタボックスフレームを踏襲。フレームを構成する部材は、ヘッドパイプからフロント懸架廻りにかけてとピボット廻りに重力鋳造品、タンクレールは外側に成形の自由度が高く肉厚を細かくコントロールできるCFダイキャスト製法による鋳造品と、内側にプレス加工された展伸材パネルを組み合わせるなど、各部の特性にあった材質と製法を駆使。横剛性を相対的に低く設定することで高速安定性とトラクションを効率的に引き出す旋回性を高次元にバランスさせたフレーム剛性を実現している。
リヤアームもピボット廻りに重力鋳造、アームとエンド部をCFダイキャスト製法による一体構造とし、各部に求められる強度と剛性のバランスを高い次元で実現している。
エンジン搭載位置については各部との相互位置関係を見直し最適化。シリンダー前傾角を31度とすることでドライブ軸をフロントに近づけ、前輪の接地感を向上させている。また重心位置、ピボット位置などmm単位で最適化することで、加速時のチェーン張力でリヤサスペンションのストロークさせ、良く動いて駆動力を伝達する「R1の脚」を進化させている。
このほかCFマグネシウムダイキャスト製法によるリヤフレーム、プレス成形3Dシミュレーション解析技術によりフレーム枠内に納まる縦長形状のフューエルタンクなど、マス集中化を推進している。

最新技術を駆使した前後サスペンション

圧側減衰力を左側、伸側減衰力を右側のフォークが独立して担当するインナーチューブ径43φの倒立式フロントフォークは、減衰力発生用のオイルの流路をシンプルな構造として連続作動時のオイルへのキャビテーション(エアの混入)を最小限に抑え、減衰性能の安定化とセッティングの容易化を図ることが可能な左右分担減衰力発生方式を採用。
圧力変動の安定と流量確保により僅かなストロークでも素早い減衰力を生むので、優れた路面追従性と接地感を生み出している。
リヤショックアブソーバーは、ライダーの好みや走行シーンに応じて最適な特性を引き出せる、圧側の減衰力を高速側・低速側それぞれ別々のバルブで調整する2WAY圧側減衰力調整機能を装備。
最適なレバー比を求め、リンクの取り付け部をピロボールとしてショック吸収性、接地感、ダンパ応答性を向上させるためにボトムリンク方式として、120mmのストロークを効率良く活かすリンク比の最適化を図っている。

Evolution Character(進化する個性)がテーマの外装デザイン

ノーズをやや高くしたフロントカウルは、優れた空力特性と精悍なフロントビューを演出する下部を開放した二眼ヘッドライト+LEDポジションランプで構成され、点灯時にはグリル下側に配した反射材がアイライン風のイルミネーションとなって輝くエッジの効いたデザインで、夜間走行時にも一目でわかる存在感を醸し出している。
また六角型タイプのサイレンサーテールキャップや、ミニマムでタイトな造形のプロテクターなど、凝縮感溢れ軽快なメカニカルデザインとしている。
2014年モデルはカラーとグラフィックの変更が行なわれ、新たな魅力を獲得している。

このマークが貼付された車両は、プレスト参考小売価格にリサイクル費用が含まれています。廃棄時に新たなリサイクル費用は必要ありません。
但し、廃棄二輪車ショップに収集・運搬を依頼する場合の収集運搬費用はお客様のご負担となります