ホームラインナップ > XT1200Z
XT1200Z
Super Ténéré
プレスト参考小売価格1,652,400円(本体価格1,530,000円)
※プレスト参考小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料・税金(消費税を除く)、 配送料・排出ガス試験結果成績表等、登録に伴う諸費用は含まれておりません。※詳しくはプレストオフィシャルショップまでお問い合わせください。※プレスト参考小売価格は消費税率8%に基づく価格を表示しています。※仕様変更などにより写真や内容が一部実車と異なる場合があります。
パリ・ダカールラリーのスピリットを受け継ぎ、Ténéréの名を継承した
Ultimate Gear for Intercontinental Adventure、XT1200Z。



 世界で最も過酷な冒険レースとして1979年に始まった通称パリ・ダカールラリー。この第1回、第2回の優勝マシンXT500に端を発し、テネレ砂漠のこの名を冠してハードなレースを戦い続けた初代XT600 Ténéré、XTZ750 Super Ténéréの系譜を受け継いたのが、次世代リッターオーバークラスのツーリングスポーツモデル「XT1200Z Super Ténéré」である。

どこへでも、どこまでも。

 どこまでも続くアスファルトの一本道から、山岳地帯を縫って進むつづら折りの未舗装路まで、大陸を横断するようなロングツーリングならば、道は一様ではない。XT1200Zのコンセプトは「Ultimate Gear for Intercontinental Adventure」、世界のあらゆる道を思い描き、ロングディスタンスを走り切っても疲労を生まないツアラー性能、ビッグマシンながら妥協しない未舗装路での走行性、そしてマウンテンロードにおける爽快なコーナリングフィールなど、ツアラーに求められる様々な機能を「並列2気筒1200ccエンジン」「YCC-T」「3ポジションABS/UBS」「トラクションコントロール」を始め最新技術を駆使して高次元にバランスさせた次世代リッターオーバークラスのツーリングスポーツモデルである。

マス集中化を図った新開発水冷並列2気筒エンジン

 長距離ツーリングでの優れた操縦安定性を狙って開発された水冷・並列2気筒1200ccのエンジンは、慣性トルクの影響を最小限とする270度クランクを採用。低速からのトルクフルなエンジン特性を一層楽しめるワイドレシオのミッションとのマッチングによって扱い易いトルク感・トラクション感を全域で発揮、乗りやすさに貢献している。
 4バルブの燃焼室は火炎伝播距離を短縮し燃焼時間を速めるツインプラグ方式を採用、最適化された軽量・高強度なアルミ鍛造ピストンとの組み合わせで優れたトルク特性と低振動性に貢献している。
 潤滑方式はエンジン内ミッション軸の下側にオイルタンクを収めるタンクインケース設計によりドライサンプとし、別体タンクや配管を省いてコンパクト化・低重心化とともに十分な最低地上高を確保。
 支持シャフトを割愛し軽量化とスペース効率拡大によりオイルタンクスペースを稼ぎ、ウォーターポンプやオイルポンプなど補器類駆動も担当しコンパクト化・軽量化を図った2軸バランサー、優れた吸気効率と最適な車体ディメンションを両立させたダウンドラフト吸気構造と、前傾シリンダー上方に配置されスペース効率に優れた半球形エアクリーナーなどにより、スリムでコンパクトなエンジンサイズを実現している。

モトGP技術のフィードバック、トラクションコントロール搭載のYCC-T

 YZF-R1などで採用され高い評価を得ている、ライダーのアクセル操作を検知しECUが最適スロットルバルブ開度を1000分の1秒単位で瞬時に演算し、モーター駆動でスロットルバルブを作動させ吸入空気量の制御を行う「YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)」を採用。
 燃料は吸気マニホールドに装着された12孔インジェクターから高圧で微粒化され、混合気となって燃焼室に送り込まれることによりエンジンレスポンスと環境性能の向上が図られている。
 XT1200Zでは、モトGPマシンYZR-M1開発技術よりフィードバックされたトラクションコントロール機能を搭載。これは前輪・後輪の車速センサーから検知した後輪空転状況をECUで瞬時に演算することで、YCC-Tと点火時期、そして燃料噴射量の統合制御を行ない後輪駆動力を最適化、路面μの低い場所での加速時などスロットル操作の難しい場面でも扱い易い操縦性を実現。トラクションコントロール機能の標準モード「TCS1」、トラクションコントロールの効きを抑えた「TCS2」、トラクションコントロール機能なしの「OFF」を路面状況、ライダーの好みに応じてメーターパネル側面の操作ボタンで切り替えることが可能である。
 さらにスロットルバルブ開度を最適化するYCC-Tを活用した「YAMAHA D-MODE」切り替え機能を搭載。エンジン性能・レスポンスを引き出しスポーティな走行を楽しむ「Sモード」、長距離ツーリングや市街地走行での扱いやすさを配慮した「Tモード」をハンドルスイッチ操作で好みや走行状況に応じ使い分けられ、幅広い走行環境に対応が可能である。

三元触媒を内蔵したコンパクトな楕円ショートマフラー

 排気系は2段膨張式の2into1のエキゾーストパイプが集合したところに貴金属をコーティングしたハニカム触媒を配置、270度クランク特有の排気脈動からキメ細かく燃焼状態を把握するために気筒毎に設けられた02センサーによりF.I.の燃料噴射量の補正に反映するフィードバック制御の精度を高め、優れた環境性能を達成している。
 またマフラー形状はマスの集中化を図った縦長で楕円形状のショートタイプとして、操縦安定性を高めている。

ハイポイドギア採用のシャフトドライブ

 ヤマハ製二輪車としてピニオンギア軸とリングギア軸をオフセットするハイポイドギア方式のシャフトドライブを初採用。様々な走行環境下での高い信頼性とローメンテナンス性を確保しながら、リングギアを小径化することでバネ下重量低減と低騒音性に貢献している。

その他エンジン関連

 表面の炭素含有量を増して機械強度を上げ高い信頼性を得ている浸炭コンロッド/オートデコンプ機構/フィーリングにこだわったクラッチなど、随所に最新技術を盛り込んでいる。

高張力鋼管採用の専用設計フレーム

 炭素含有率を緻密にコントロールすることで優れた剛性・強度バランスを発揮する高張力鋼管を使い、エンジンを車体剛性メンバーとして積極的に活用するバックボーンフレームを専用に設計。
 また並列2気筒の吸気系やタンク配置の自由度が高くなるメリットを活かし、ヘッドパイプから左右へと伸びた2本のチューブがバックボーンを形作る構造で、クランクケースの低位置でのマウント、フューエルタンクの低重心レイアウト、タンク前部に配置したエアクリーナーボックスからスロットルボディ、シリンダーヘッドの吸気口まで経路のストレート化、エンジン補器へのアクセスを容易にしメンテナンス性の向上を実現。
 そしてトラクション感溢れる出力特性と相まって、長距離走行においても快適なドライバビリティを引き出す柔らかな乗り味と、荷物積載時や二人乗り時にもハンドリング特性が変わらない一貫した高い走行性を獲得している。
 またリヤフレームには展伸材を用いたアルミ製パイプ材を採用、軽量化とマス集中化を進めながら、転倒時の耐ダメージ性能を考慮した強度と、二人乗り+サイドケース+トップケースを装備した状態で走る過酷さにも耐える剛性を満たしている。

あらゆる路面状況に対応する足廻り

 フロントはハイウェイから未舗装路、そしてマウンテンロードとあらゆる路面状況に対応し自然なハンドリングを実現するため、積載量の増減やパッセンジャーの有無に応じて初期荷重、圧側・伸び側減衰力を調整できるフルアジャスタブル式としたインナーチューブ径43mmの倒立式テレスコピック型サスペンションを採用。十分な剛性感を確保しつつ、倒立式ならではのリニア感と穏やかさを兼ね備えるセッティングで、路面状況やマシンのピッチング挙動を把握しながらコーナーを楽しめるキャラクターとしている。
 リヤにはイニシャル及び伸側減衰力を調整可能なリンク式モノクロスサスペンションと、金型低圧鋳造によるアルミ製リヤアームを採用。
 サスペンションのイニシャル調整は走行条件変化に応じて工具なしで簡単に変更可能な設計となっており、強度・剛性バランスに優れるリヤアームとの組み合わせにより安定した車体挙動で優れた走行性に寄与している。

冷却性・操縦安定性に寄与する新設計サイドラジエター

 ショートホイールベースの確保とマス集中化を図る、車体左側面に配置されたサイドラジエターは小型ながらダブルコア式で、導入孔の最適化により空気は車体の内側を通ってラジエターに流れ、側面から放熱を行なう。
 さらに走行風がシリンダーとシリンダーヘッドを直接冷却する効果も加わって優れた冷却性能を確保しつつ、ライダーにはラジエター熱の影響を受けにくい快適な空間を確保している。
 右側面には重量物であるバッテリーも含め電装関連パーツを一ヶ所に集めて配置することで、ハーネスの総延長削減、軽量化とマス集中化、電気系点検時の整備性を実現している。

アンチロックブレーキシステム(ABS)&前後連動ブレーキシステム(UBS)

 急制動を強いられる場面や激しい路面変化など、様々な状況でライダーのブレーキ操作を支援する無段階に油圧調整が可能なリニア制御のABSを採用。作動時のフィーリング向上を図り車輪のロック状態や操作に対して適切に油圧を変化させることで、スムーズな制御感を実現している。
 またABSユニットは小型設計によりECUハイドロリックユニットを一体化、レイアウト自由度を高め車両のマス集中化に貢献している。

 前後連動ブレーキシステム(UBS)はフロントブレーキレバーの操作に追従してリヤブレーキの効力が発生するシステムで、レバー操作力、車速、積載荷重に応じてリヤブレーキの効力が電子制御にてコントロールされる。
 スリッピーな状況では前後輪ABSがバランスして作動することでホイールロックによるグリップ喪失を防ぎ、また長距離走行やスタンディング走行時など微妙なリヤブレーキの操作が難しい場面でも、フロントブレーキレバーのみで安定して軽快なライディングを実現している。なお後輪ブレーキを前輪ブレーキより先に使う場合、UBS制御はキャンセルされ、オフロード走行での車体姿勢安定化のために後輪ブレーキを積極的に使うといった用途にも応えるものである。

マス集中に貢献する縦長の燃料タンク

 長距離走行での無給油航続距離を考慮した、大容量23リットルの燃料タンクを採用。フレームのタンクレールを低い位置に抑えエアクリーナーやシリンダーの後方に配置。マス集中化を促進することで、燃料残量の変化による走行フィーリングへの影響を最小限に抑えている。

2段階に高さ調整が可能なシートと3ウエイキャリア

 長距離での快適性と良好な足つき性を備える前後分割シートで、ライダー側はハイ:870mm/ロー:845mmの2段階に高さの調整が可能。
 また標準装備のキャリアは樹脂製で、タンデム乗車したまま、キャリヤ部分を使うことができる「標準」、別売のトップケースをアタッチメント不要でキャリヤ部に装着可能な「トップケース装着」、シートを外してキャリアの位置を調整することによりフルフラットな積載スペースを確保、さらに別売のサイドケース上面とほぼフラットな状態となる「荷台フラット」の3つのパターンで多様な使用シーンに対応が可能である。

その他車体廻り

 Hi/Loソレノイド駆動による切替え式プロジェクターヘッドライト、LEDテールライト、長距離走行での着座姿勢とオフライディングのスタンディング姿勢の双方に対応するハンドル位置と絞り角としたハンドル、中空ラバーにより着座姿勢時の快適性を確保しつつスタンディング時にラバーが圧縮されてブーツのソール部がフットレストの金属部と噛みやすい設計としたフットレスト、チューブレスタイヤに対応し、路面からの耐衝撃性と操縦性に必要な剛性を確保したアルミ製「ダブルT型」(フロント)リムとスポークなど、アドベンチャーツアラーとして徹底した扱いやすさの追求がなされている。

 2013年モデルはカラーリングを一新、ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットグレーメタリック3、ブルーイッシュホワイトカクテル1の3つのカラーがラインナップされている。



ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットグレーメタリック3
ブルーイッシュホワイトカクテル1

このマークが貼付された車両は、プレスト参考小売価格にリサイクル費用が含まれています。廃棄時に新たなリサイクル費用は必要ありません。
但し、廃棄二輪車取扱店に収集・運搬を依頼する場合の収集運搬費用はお客様のご負担となります