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presto_logo.jpgYZF-R1 / YZF-R1M Special HomePage 2017

HOME > テクノロジー/Technology 第4回


High tech armed Pure Sport
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 YZF-R1/ YZF-R1Mの持つ、さまざまな機能とポテンシャルを紹介します。

第4回 最新の電子制御技術が組み合わされ進化した車体廻り

今回はマシンコンセプトである「High tech armed Pure Sport/ハイテク武装したピュアスポーツ」のまさに「ピュアスポーツ」部分を具現化するため一新された車体廻りについて解説します。

technology_04_00.jpg まず根幹となるフレームは、デルタボックスフレームの形状を見直し、チタンやマグネシウム、アルミなどさまざまな素材を適所に使用、あわせてエンジンを強度部材に活用することで、軽量化とともに、車体トータルでの縦、横、捻れ強度および剛性バランスを最適化。
 ディメンションは前モデルに比べ、ホイールベースで10mm短い1405mmに、リヤアーム長は15mm短い570mmに見直されましたが、ホイールベースに対するリヤアーム長の比率は前モデルとほぼ同様の設計としてR1らしさを継承しつつ、高い高速安定性はもちろんのこと、旋回性の良さや旋回中のラインの自由度の広さ、コーナー脱出時の良好な駆動特性などのメリットを生み出すものとしています。

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 サスペンションは、YZF-R1が前後ともコンベンショナルなKYB製を、YZF-R1Mがオーリンズ製の電子制御サスペンション/ERS(Electronic Racing Suspension/エレクトリック・レーシング・サスペンション)を採用しています。
 フロントフォークはインナーチューブ径43mmの倒立タイプで、22mmから25mmへと大径化したフロントアクスルシャフトと剛性バランスを最適化したブラケット類の採用により良好なフロント接地感を実現。リヤはアルミ製リヤアームとのコンビネーションで路面への良好な駆動力伝達に貢献しているボトムリンク式モノクロスサスペンションです。

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 またYZF-R1MではIMUと各センサーから送られる情報に基づき、走行条件に応じてSCU(Suspension Control Unit/サスペンション・コントロール・ユニット)が前後サスペンションの伸側/圧側減衰を制御。走行中リアルタイムにそのとき最適なサスペンションセッティングを自動選択するシステムです。
 このERSには“オート”と“マニュアル”のふたつの操作モードを選択可能で、さらに両モードはそれぞれ3種類のモードを選択することができることから、ライダーの好みや走行環境に合わせて計6種類のサスペンション設定モードを選ぶことができます。
 もちろん、細かいセッティング変更も可能で、車体本体のジョグダイヤルでの調整だけではなく、タブレットを使用しWiFiでセッティングデータを一瞬で変更することもできます。

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 ブレーキにも最新システムが導入されています。ヤマハスポーツモデルとして初となるABSとUBS(前後連動ブレーキシステム)を装備。UBSはフロントブレーキに入力すると、前輪にくわえ後輪もブレーキが作動するというシステム。前後のブレーキ配分はIMUが検出した車体姿勢情報により最適なバランスを計算し効力を発揮します。
 前後ブレーキを同時に操作した場合は、その入力に応じて前後ブレーキ配分を調整。さらにリヤブレーキのみを操作した場合にはUBSは作動せず、リヤブレーキのみが効力を発揮するという、ライダーにとって違和感が無く、それでいてライダーのブレーキ操作をサポートするシステムが採用されています。

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