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presto_logo.jpgYZF-R1 / YZF-R1M Special HomePage 2017

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High tech armed Pure Sport
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 YZF-R1/ YZF-R1Mの持つ、さまざまな機能とポテンシャルを紹介します。

第2回 YZF-R1 / YZF-R1Mに搭載される電子デバイスについて(その2)

今回紹介するのは、多彩な機能をライダーが駆使するための入出力インターフェイスである、高機能デジタルメーターと左右ハンドルスイッチです。
 フロントカウリング奥に位置するシンプルな台形のデジタルメーターユニットは、中央に4.2インチのTFT高精細液晶ディスプレィと、その両サイドに合計10個のLEDインジケーターが配され、多くの情報を多元的に表示できるデザインとなっています。

r1_meter_05.jpgインジケーターは左側が、左上から

 ① ハイビーム表示灯
 ② イモビライザーシステム表示灯
 ③ スタビリティコントロールインジケーター
 ④ 方向指示器表示灯
 ⑤ ニュートラルランプ

右側が

 ⑥ シフトタイミングインジケーター
 ⑦ 油圧・水温警告灯
 ⑧ エンジン・システム警告灯
 ⑨ 外光感知用フォトセンサー
 ⑩ 燃料警告灯
 ⑪ ABS警告灯

となっており、スタビリティコントロールやABSなど一部特別な物があるものの、それ以外は馴染みのあるインジケーターで、ライディング中でも直感的に認識できるように色や配置が考えられています。

 一方メインとなるメーター類は、従来のアナログメーターとデジタルスピードメーター+インフォメーションの組み合わせから一新され、中央の大型TFT液晶ディスプレィに全ての情報が表示されます。
 このディスプレィ自体、最近のスマートフォンに匹敵する高精細な画面で、液晶面とメーターガラスの間を透明樹脂で充填して空気層をカットすることで、反射率を従来の1/3に抑えるなど、表示される情報が非常にクリアで見やすいのも特筆できます。

 表示される項目は以下の通りで、公道走行をメインにした「STREET」モードと、サーキット走行をメインにした「TRACK」モードが選択でき、情報量の多さはこれまでのモデルを大きく上回ります。
また、どちらのモードも、背景色をブラックとホワイトの2種類から選択可能です。

r1_meter_06.jpg

  • 1. スピードメーター
    11. 油圧警告灯/GPSインジケーター 
    2. タコメーター 12. ロギングインジケーター (YZF-R1Mのみ) 
    3. ODO/トリップ/燃費/温度表示 13. 時計
    4. ギアポジション  14. ストップウォッチ
    5. フロントブレーキ圧  15. SCU警告灯  (YZF-R1Mのみ)
    6. 車両前後方向加速度表示
    16. SCU自己診断コード表示  (YZF-R1Mのみ)
    7. ピークホールド表示]
    17. エンジントラブル警告灯
    8. YRCセッティング (MODE/PWR/TCS/SCS)
    18. ECU自己診断コード表示
    9. YRCセッティング (LCS/QS/LIF) 
    19. 水温警告灯
    10. YRCセッティング (ERS:YZF-R1Mのみ)  

 「STREET」モードでは、フルスケールの 2.タコメーターと1.スピードメーターを中心に、その下側に3.のODO/TRIP/燃費/温度カウンターと 4.のギアポジション、右に 5.フロントブレーキ圧と 6.車両前後方向加速度のインジケーターが配置されています。

 「TRACK」モードでは、スケールを8,000r/min以上の表示にした 2.タコメーターと 14.のストップウォッチが中心に配置され、右側に大きく 4.のギアポジションインジケーターが、左下に 1.スピードメーターと 3.のODO/TRIP/燃費/温度カウンターが並びます。

 どちらのモードも、最上段には 9.のYRCセッティング:LCS(ローンチコントロール)、QS(クイックシフト)、LIF(リフトコントロール)と、11.のオイル警告灯、13.の時計が表示され、さらに故障時には 15.〜19.の各種エラー警告が表示されます。
 また、R1Mのみ 10.YRCセッティングのERS(電子サスセッティング)、11.GPSインジケーター(オイル警告等の欄に別アイコンで表示)、12.のロギングインジケーターが表示されます。

 最下段には、R1・R1M共通で、YRCセッティングの選択モードである、PWR(パワーセッティング)、TCS(トラクションコントロール)、SCS(スライドコントロール)の各設定が表示されます。

 さらに外光感知フォトセンサーにより、背景色は自動輝度調節が行なわれます。
 また、 「STREET」モードではタコメーターにピークホールドを表示したり、バーの表示色を中速、高速で切り替え可能など、どんな条件でも好みに応じた見やすい画面が設定可能となっています。

r1_meter_07.jpg この高機能ディスプレィをライダーが操作するのが、左右ハンドルに配置されたスイッチです。

 左ハンドルのスイッチは、通常のパッシングスイッチ、ヘッドライトHi/Lo切替えスイッチ、ウインカースイッチ、ホーンボタン、ハザードスイッチに加え、YRCのモード切替えと設定が可能なシーソースイッチとMODEボタンが装備されています。
 YRCはデフォルトでMODE-A~MODE-Dの4パターンがセットされ、シーソースイッチで切換えが可能です。
 また各モードのPWR、TCS、SCSは、MODEボタンとシーソースイッチを活用することで、簡単に設定変更が行なえます。

 右ハンドルのスイッチはパソコンのマウスで馴染みのあるクリックホイール方式で、長押し(プレス)でメニュー画面/メーター画面の切換えと、ホイールを回して各項目の選択、短く押す(クリック)で選択/実行の操作が手軽に行なえます。

 さらに、メニュー画面ではこれらのさまざまな表示設定や、YRCのモード選択が行なえます。次回はこの設定について詳しく解説します。

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